202408/08掲載
スマとタイムに結婚してもらう
どちらかというと漁師料理、そこにハーブをば
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スマとにんにく醤油和えに箸を伸ばしながら、当たり前すぎて、なにを今更と思えてきた。
今回の鹿児島県産スマは8月になっても脂がのっていて、単に刺身にして十二分にうまい。
うまいんだけどにんにく醤油で和えてみたのは、このところ何固体か、脂の乗り具合を見ているので、ボク自身、飽きが来ているせいだ。
それにしても醤油・にんにくとスマの相性は抜群にいい。魚のうま味、酸味、脂と絶妙にバランスがとれている。
でも、これだって至極在り来たりなものに思えてきた、なんとかしなくてはならぬ。
古い上着をずーっと着続けているような、そんな思いに駆られる。
そこで取り出したるはタイム(コモンタイム)である。
当然、スカボロフェアを歌いながら、葉をこそげ取っては散らし散らしする。
タイムの香りは意外に強い。
甘いに香りの中に、少し鼻に抜けるような、ツンとくるものもある。
ベストカップルに余計なものを、と思ったら、意外にもなくてはならない香りに思えてきた。
スマに、にんにく醤油にタイムはとても合うという小さな小さな発見をして、なんだか小躍りしたくなる。
これに岐阜県八百津の「玉柏」をば、正一合。