202408/05掲載
鳥羽市安楽島から来たイガイで「いのかい飯」
ちょっとだけ苦くて、ほんのり海の香りがするのが魅力
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三重県鳥羽市安楽島町、出間リカさんに送っていただいた「いのかい(イガイ)」は活きがよく、なにを作ろうかな? と少しだけ迷った末に、「いがい飯」を作ってみた。
安楽島でとれたものなので、正確には「いのかい飯」とすべきかも。
日本各地で作られているが、鳥取県と瀬戸内海周辺の炊き込みご飯が有名である。
イガイの強いうま味と甘味がご飯にしみ込み、少しほろ苦味がある。鳥取県であったオバアサンは、「今は好きでたまらないこの微かな苦味が、子供の頃はとてもいやだった(意訳)」という。
鳥取県では夏に食べたとも聞いたが、今はどうなのだろう。
7月24日に作った「いがい飯」は安楽島の海が澄んで清いためだろうか、苦味が弱く、甘味が勝っていた。
あっさりしているのに、しっかりと海の香が楽しめた。
挙げ句の果てに7勺を食べきってしまったのは、年中ダイエットしているボクの不覚である。
それにしてもイガイの炊き込みご飯はうまい。
作り方はそんなに難しくはない。
剥き身にして足糸(糸状のもの)を取る。
軟体の汚れなどを流水で洗い、水分をきる。
これを適当に切る。
炊飯の用意をして、イガイを入れて、酒・薄口醤油を加える。
炊飯して炊き上がったら蒸らし、仕上げにしょうがの搾り汁と刻んだみょうがを混ぜ込む。
すだちをしぼりながら食べる。
出間リカさんに感謝。(FB 安楽島新鮮組)