202511/09掲載

2025年9月 高知県の食材11 金曜市のあじ煮干しだしで京芋とラーメン

煮干しは、西日本の方がいいね

あじ煮干し

9月半ば、高知県高知市愛宕町の金曜市の塩乾などを売る店で、あじ煮干し(マアジ煮干し)大と小を1袋ずつかった。
小は見た目は悪いが、見た目のいい大よりも上とみた。

値段は2つとも変わらないが、小でとっただしの方がうまい。
煮干しは見て、1つ2つ食べてみて買うことにしているが、当日は時間がなかったのでそれが出来なかった。
ただ、金曜市の煮干しはぜんぶよかった。
日曜市にも店を出しているようなので、次回もこの店で買おう。

あじ煮干しは頭と内臓を取る。
2つ割りにする。
我が家はから煎りしないが、煎ってもいい。
これは好みの問題。
ボクは煎ると煎った香りが余計な気がするだけ、昔昔は煎っていた。
これを昆布と一緒に12時間以上浸しておく。
これをゆるゆると温め、昆布を取りだして沸点手前まで熱くする。

京芋に煮干しだしはとても相性がいい

京芋煮

まず、八王子総合卸売センター、八百角で買った京芋(たけのこ芋)をたく。
適当に切り、皮を剥き、塩で表面のぬめりを取る。
水洗いして5分くらい下ゆでする。
冷水に落として粗熱をとり、ザルに上げて完全に冷ます。
これをあじ煮干しだしに砂糖、醤油で煮る。
ゆっくりことこと1時間くらい煮たら味見する。
よかったら鍋止めする。

でかい京芋半分があっと言う間になくなる、という感じだった。
京芋自体に甘味があり、ほくほくとしてほんの少しだけだしのうま味、調味料の風味がくる。
できるだけだしの味がしない、出しゃばらないようにしたいので、今回は大成功だった。

和風のだしでラーメンはどこにでもあるけど我が家がトップのつもり

ラーメン

ラーメンを作る。
と言っても、インスタントラーメンを作るよりも簡単。
だしは温めておく。
温めた丼に塩・醤油・こしょう(テーブルコショウという安物で、これを使うとラーメンらしくなる)を入れておく。
ここにあじ煮干しを注ぎ、ゆで上がったラーメンの麺を入れるだけ。
この日はメンマと青ねぎを後でのせた。

あじ煮干しラーメン

我が家のラーメンは和風のだしに中華麺という、日本各所に何気なくあるものと同じ。
どこで食べても、とても簡単でとてもうまいものだが、我が家のラーメンは非常にうまい。

それが証拠に、昔、ちょうどラーメンを作っているときにカメラマンがボクの写真を撮りに来た。
せっかくなので振る舞ってさしあげたら、仕事でもないのに、我が家に二度も修業に来たほどである。



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