新潟市内野町のイタリアンは無国籍で不思議なものだった
スパゲッティミートソースのようで、焼きそばで
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10月初旬の新潟の旅ではおいしいものをいっぱい買ってきたし、食べた。
おいしい、以上に驚いたものもあった。
それがイタリアンという食べ物である。
見た目からしてあまりイタリアを感じさせるものはなく、あえていえばトマトソースがイタリアンなのかもしれないが、ソースの下にあるのは焼きそばに見える。
しかも、ソースの中にぽつんぽつんとあるのがコーンで、そのわきにあるのがしょうがの酢漬けなのだ。
焼きそばの麺が太いのにも意表をつかれる
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ソースはトマトソースと言うよりはどちらかというと、ケチャップに近い味で、喫茶店のナポリタンのような味がする。
その下にあるのはスパゲッティではなく、太麺の焼きそばという、ありそうでなかった取り合わせとなっている。
なぜこんなに太い麺を使っているのか?
やはり喫茶店のナポリタンを意識してのことかも知れない。
焼きそばのソース味はそんなに強くなく、ぼやけた味で、具はキャベツともやしのようなもの。
ソースあっての焼きそばの味で、全体にぼんやりした味だけど、ついつい箸を伸ばしてしまう自分が不思議に思える。
食べながら思ったことだけど、端っこにあるしょうがの酢漬けがある、ということでよりイタリアから離れた感じを受けるが、これが意外にも主役級の存在感を出している。
単刀直入に言わせてもらえば、学生時代に知っていたら落とし穴に落ちるように、はまる気がする、そんな味である。
また内野町に行ったら買ってこよう、なんて思ったくらい好きかも。
高校生のとき、こんな店があったらよかったのになー
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これを売っているのは新潟県新潟市西区内野町、スーパー、ichiman の一角にある『みかづき』という店だ。
ichiman の前で女子高生がおそろいのソフトクリームを食べていた。
これも『みかづき』で買ったもののようだ。
ひょっとしたらこの店、マクドナルドに近い形態の店かも。
わざわざ調べるつもりはないが、越後新川の面々に聞くと、新潟にしかないもの、1週間に1度は食べないと気が済まない、というものらしい。
とするとボクが常々提唱している、「地域力」というのが、このイタリアンにも当てはまりそうだ。
■FBは、コラムのほんの一部分で、内容はわからないと思います。
できるだけコラムを見ていただきたい。

