ヤマトイトヒキサギ

ヤマトイトヒキサギの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
体長25cm前後になる。背鰭第2棘は非常に長い。体側にうっすらと楕円形薄い黒い斑紋が横に並ぶ(鱗を取ると分かりやすい)。主上顎骨後端は瞳の前縁のラインに近い。
体長25cm前後になる。背鰭第2棘は非常に長い。体側にうっすらと楕円形薄い黒い斑紋が横に並ぶ(鱗を取ると分かりやすい)。主上顎骨後端は瞳の前縁のラインに近い。
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目クロサギ科クロサギ属
外国名
Small-eyed whipfin mojarra
学名
Gerres microphthalmus Iwatsuki, Kimura and Yoshino, 2002
漢字・学名由来

漢字 大和糸引鷺
由来・語源 調べているところ。

地方名・市場名
アメイオ アメノイオ
参考『種子島の釣魚図鑑』(鏑木紘一 たましだ舎 2016年) 場所鹿児島県種子島 

概要

生息域

海水・汽水魚。汽水域を含む沿岸の砂底。
三重県尾鷲、和歌山県白浜〜種子島の太平洋沿岸。

生態

基本情報

主に鹿児島県で揚がるが、量的に少ないので一定の評価などはない。
味のいい魚であるが、クロサギなどと混同されている可能性もある。

水産基本情報

市場での評価/鹿児島では少量ではあるが水揚げがある。安い。
漁法/定置網
産地/鹿児島県

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。鰓が赤いもの。銀色の輝きが強いもの。

味わい

旬は不明。
鱗はやや大きいが取りやすい。皮はしっかりしてやや強い。骨はあまり硬くはない。
透明感のある白身で血合いは弱い。熱を通すと適度にしまる。

料理の方向性
上質の白身で身にほんのりと甘味がある。皮にはスズキやニベ科に近い風味があるが、それほど強くない。全体に上品な味わいだ。大きくなっても全長30cm以下ではあるが生食でも煮ても焼いても、ソテーしても美味。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

生食(焼霜造り、刺身)、煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)、ソテー(バター焼き)、揚げる(フライ)、汁(みそ汁、潮汁)
ヤマトイトヒキサギの刺身 上質の白身で背の青いアジ科と、サヨリなどのダツ目の魚の味を足し算したようである。臭味やイヤミはまったくない。皮目に独特の風味があり、焼霜造りにしても、血合いも美しいので単に刺身にしても味がいい。

ヤマトイトヒキサギの煮つけ 水洗いして適宜に切り、湯通しして冷水に落として残った鱗やぬめりなどを取る。よく水切りして酒、砂糖、しょうゆの味つけで煮つける。クセのない上品な味つけなので酒と塩のみ、酒・みりん・しょうゆなどで味つけしても味がいい。
ヤマトイトヒキクロサギの塩焼き 二枚に下ろして骨つきの方に振り塩。1時間以上おき、じっくりと焼き上げる。皮目に川魚と背の青い魚のような風味があって、身にもうま味があってとてもおいしい。素焼きにしてしょうがしょうゆで食べてもいいかも。
ヤマトイトヒキサギのバター焼き 水洗いして丸のままでもいいし、半身にしてもいい。塩コショウしてしばらく置く。これを多めの油でソテー。皮目がかりっとしたら油を捨ててマーガリンで風味づけする。しょうゆを垂らすとご飯にあう。
ヤマトイトヒキサギのフライ 三枚に下ろして血合い骨を抜く。塩コショウして少し置き、水分をよく拭き取る。卵、油、水を足してよくかき混ぜてアングレーズを造る(溶き卵でもいい)。片身に小麦粉をまぶし、これに浸して、パン粉をつけて油で揚げる。アジフライのように背の青い魚特有の風味があり、しかも白身の上品な甘さもある。
ヤマトイトヒキサギのみそ汁 あらは集めて湯通しして氷水などに落とし残った鱗やぬめりを流す。よく水切りして水(昆布だし)で煮だしてみそを溶く。酒を加えるとこくがでる。実に滋味豊かで味わい深いみそ汁になる。ご飯にも合う。まや玉ねぎやナスなどを加えてもいい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど