メガネモチノウオ
代表的な呼び名ナポレオンフィッシュ
メガネモチノウオの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要
生息域
海水魚。サンゴ礁・岩礁域。
和歌山県串本、屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣列島。
台湾南部、東沙諸島、西沙諸島、南沙諸島、インド-太平洋(ライン諸島・マルケサス諸島・イースター島を除く)
生態
寿命は30年以上。
生まれてすぐは雌、大型になると雄に性転換する。
基本情報
ベラ科では世界最大、2メートルを超える。食用魚としてよりもダイバーの間で有名かも知れない。そのせいか沖縄の「ヒロサー」、「ヒロシー」、標準和名のメガネモチノウオよりも国内ではナポレオンフィッシュという方が知名度が高い。
熱帯域では高級魚として人気があり、資源の減少が危ぶまれている。当然沖縄でもクセのない白身魚として人気が高く、高級魚のひとつ。ベラ科ではもっとも値の高い魚かも。
水産基本情報
市場での評価 沖縄特産魚。沖縄では高級魚。香港などでも高級魚とされている。
漁法 刺突漁、刺し網、釣り
産地 沖縄県
選び方・食べ方・その他
選び方
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味わい
旬は不明。
鱗は大きく手で剥がせるが大変だ。皮は厚みがあって熱を通すとゼラチン質になる。骨は頭部は硬い。
白濁した身で軟らかいが熱を通すとふくらみながら、適度に締まる。豊潤。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
メガネモチノウオの料理法・レシピ・食べ方/生食(刺身、ゆびき、セビチェ、カルパッチョ、皮霜造り、焼霜造り)、煮る(まーす煮、煮つけ、トマト煮込み)、汁(みそ汁、潮汁)、揚げる(唐揚げ、天ぷら)、焼く(塩焼き)、ソテー(ムニエル、バター焼き)
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
沖縄ではハタなどを釣る場合の外道。
歴史・ことわざなど
カツオのぎ餌●地元漁師はこのウロコでカツオ釣りのぎ餌を作る。『原色 沖縄の魚』(具志堅宗弘 タイガー印刷 1972)