ホソアオトビ
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水魚。表層域。
宮城県歌津沖、千葉県天津沖、八丈島、秋田県、若狭湾、山陰沖、福岡県津屋崎、長崎県、種子島、屋久島、琉球列島。
朝鮮半島南岸、江蘇省、台湾、インド-西太平洋の暖海域。
生態
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基本情報
インド太平洋の暖海域に広い生息域を持っている。国内で成魚は沖縄県、鹿児島県で、未成魚は主に長崎県で漁獲されていて、様々な加工品になっている。産卵期は7月前後のようで、長崎県での漁の最盛期である9月に生殖巣は見られなかった。長崎県では8月25日前後〜10月半ばに小トビ漁が行われるが、その未成魚、小トビの一種である。主にあごだし、や干ものになる。
珍魚度 珍しい魚ではない。ただ沖縄県から鹿児島県、長崎県などで揚がるものだが、専門漁の水揚げで見つけるのは非常に難しい。たまたま定置網などでとれたものなら見つけられる可能性がある。
水産基本情報
市場での評価 産地周辺のみで取引されている。たぶん安いと思う。
漁法 船曳網(アゴ網漁)
産地 長崎県、鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
青みの強いもの。張りのあるもの。鰓の赤いもの。
味わい
旬は不明。
鱗は薄く取りやすい。皮はやや厚みがある。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身で生で食べてもうま味がある。熱を通しても硬く締まりすぎない。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ホソアオトビの料理・レシピ・食べ方/焼く(塩焼き、干もの)、揚げる(唐揚げ)、煮る(煮つけ)
ざっと表面を流水で洗う。水分をよくきり、ボウルなどに入れて振り塩をしてかき混ぜる。5分くらいごとにかき混ぜ、30分くらいそのままにしてざっと水洗いして水分を切る。ていねいに水切りをしたら1日程度干すとおいしく食べられる。場所にもよるが、かなり強く干した方がおいしいし、保ちもいい。
後は焦がさないように焼いて食べるだけである。非常に香りがよく、この香りだけでもごちそうである。身にも香ばしさと豊かなうまみがある。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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