フリソデウオ
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1m SL 前後になる。細長くリボン状で側へん、後方で急に細くなる。腹鰭は幼魚期にはあり、糸状に伸びるが成長にともないなくなる。側線は波状ではなく直線。[全長23cm・重さ38g] 1m SL 前後になる。細長くリボン状で側へん、後方で急に細くなる。腹鰭は幼魚期にはあり、糸状に伸びるが成長にともないなくなる。側線は波状ではなく直線。[全長15.5cm・14g] 1m SL 前後になる。細長くリボン状で側へん、後方で急に細くなる。腹鰭は幼魚期にはあり、糸状に伸びるが成長にともないなくなる。側線は波状ではなく直線。[屋久島産 幼魚90mm]
珍魚度・珍しさ ★★★★ 正に珍魚・激レア生物
魚貝の物知り度
★★★★★ 知っていたら学者級
食べ物としての重要度
★ 食用として認知されていない
味の評価度
★ 食べられなくはない
分類
顎口上綱硬骨魚綱綱条鰭亜綱新鰭区新骨亜区正新骨下区アカマンボウ上目アカマンボウ目フリソデウオ科フリソデウオ属
外国名
Polka-dot ribbonfish
学名
Desmodema polystictum (Ogilby, 1897)
漢字・学名由来
漢字/振袖魚 Standard Japanese name / Furisodeuo
由来・語源/振袖の袖の形に似ているからだと思われる。田中茂穂が駿河湾で揚がったものを入手し、「Trachipterus misakiensis Tanaka, 1908(シノニム)」と記載したときに命名したのだと思う。
Ogilby James Douglas Ogilby (ジェームス・ダグラス・オグルヴィ 1853-1925 アイルランドベルファースト生まれ)。魚類学者。始めは大英博物館。後にオーストラリア博物館オーストラリア移る。魚類研究をして重要な発見を数多くする。
地方名・市場名
概要
生息域
海水魚。沖合中層域。
北海道釧路〜土佐湾、愛媛県深浦、[屋久島]の太平洋沿岸。兵庫県美方郡浜坂町沖から九州西岸の日本海沿岸、山口県萩、五島列島、[鹿児島県南さつま市笠沙]。
汎太平洋、大西洋。
生態
基本情報
国内では北海道以南、全世界の沖合い中層域にいる魚である。非常に希に定置網などに紛れ込むもので、魚体が潰れやすいので食用とは考えられていない。
珍魚度 珍魚中の珍魚である。希に定置網などに入るもので、入手は非常に難しい。
水産基本情報
市場での評価/食用として認知されていない。
漁法/定置網
産地/
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
まだ幼魚だけしか手に入れていないので味わいなども不明。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
フリソデウオの料理・レシピ・食べ方/揚げる(唐揚げ)
フリソデウオの唐揚げ 水分が多く、骨が柔らかいのでさくっと揚がる。香ばしくて捨てがたい味だが、食べて意味があるとは思えない。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど
参考文献
協力/伊東正英さん(鹿児島県南さつま市)、川東守昭さん・繭右さん、鹿児島県屋久島安房のみなさん
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)