ニッコウイワナ
代表的な呼び名イワナ
魚貝の物知り度 | ★★ これは常識 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
淡水魚[トラウトタイプ]。南にいくほど河川の上流部に、北にいくほど中流域、下流域にも見られる、
山梨県富士川・鳥取県日野川以北。
生態
北海道で海に下るアメマスの陸封型。
ヤマトイワナ、ゴギなどの亜種に分かれる。
河川の最上流域に生息して、小魚、昆虫や爬虫類などを捕食する。産卵期は秋。
渓流釣りの対象魚として、非常に重要。
養殖も盛んに行われている。
基本情報
アメマスの陸封型。
ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、コギ、エゾイワナの4地方型がある。
なかでももっとも養殖されているのが本種。
同じ渓流魚のヤマメよりも上流域にすむ。
古くは深山での貴重なタンパク源であった。
渓流魚のなかでももっとも大型になるので、釣り魚としても非常に人気がある。
最近では養殖が盛んとなり、非常にローカルな食材であったものが、都市部のスーパーなどにも並んでいる。
水産基本情報
市場での評価 淡水魚としては入荷が多いもののひとつ。値段は比較的手頃。
漁法 養殖、釣り
主な産地
選び方・食べ方・その他
選び方
体側の斑文がくっきりしている。目が澄んでいて触って硬いもの。
味わい
山岳部では重要なタンパク源となっていたもの。また重要な観光資源のひとつでもある。
本来山岳部特有の食材であったが、養殖が行われて、一般的なものとなった。
赤味がかった身で、しっかりした身質。川魚特有の臭みはない。
流通するもののほとんどは養殖されたもの。やや高価に取り引きされている。 一般的には塩焼きになる。淡白で味がいい。味噌を塗って焼く、魚田。洋風にムニエルやフライにも向いている。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
日本各地。
骨酒
加工品・名産品
■ 栃木県などでは好んで魚田になる。
■ 骨酒はイワナのとれる山岳部の定番的な料理法。じっくり香ばしく焼き上げて、熱燗をそそいで回し飲む。最後にはイワナも食べてしまう。
■ 各地でイワナの燻製、甘露煮などが作られている。
伊達いわな 宮城県内水面試験場が刺身用に養殖した三倍体の雌イワナ。
釣り情報
渓流釣りの対象魚として重要。放流などもなされている。
歴史・ことわざなど
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