ニゴロブナ
ニゴロブナの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
---|---|
魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
淡水魚。比較的深いところ。ギンブナが浅い水深にいるので棲み分けている。
琵琶湖固有種。
生態
産卵期は4月6月。
琵琶湖の深い場所、低層をすみかとしている。
基本情報
琵琶湖固有種。琵琶湖全域で漁の対象となっている。2月、3月の生息層が膨らんでときには「ふなずし(なれずし)」原料として需要が高まる。また鮮魚としても洗いや煮つけで食べられている。
珍魚度 琵琶湖でしか手に入らない。琵琶湖に行っても探すのは非常にたいへん。
水産基本情報
市場での評価 琵琶湖周辺でのみ取引される。やや高値。
漁法 定置網
産地 滋賀県琵琶湖
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。
味わい
旬は冬から春。
鱗は硬く取りにくい。皮は厚みがあって強い。骨はあまり硬くない。
白身でクセのない味わい。旨みがあり、いいだしも出る。
とれる場所によって泥臭さがある。
栄養
ー
危険性など
ー
食べ方・料理法・作り方
ニゴロブナの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身)、焼く(幽庵焼き)、汁(みそ汁)、煮る(煮つけ)
フナは泥臭いなどと間違ったことを言う人がいるが、むしろ白身で上品過ぎるところが難点なのである。ここに醤油などの調味料で変化をつけたのだと思っている。
フナの淡水魚のうまさを引き出して、滋味豊かな味になる。
フナは水洗いして二枚に下ろして片身を使う。水分をよくきり、酒・みりん・醤油同割りの地につけこむ。
1日程度漬け込んで,こがさないように焼き上げる。
好んで食べる地域・名物料理
琵琶湖周辺。
薄く切りつけるときにじょきじょきと音がすることからこの名がある。
もともとフナは生食すると、魚類の中でももっともうま味豊かであるが、皮がついているので、そこに別種の味がある。冷凍ものが売られているが、解凍して食べると非常に味わい深い。
加工品・名産品
ふなずし/滋賀県琵琶湖周辺で作られている「なれずし」。水産加工品の研究家(主にかまぼこ)清水亘が『新説三珍味』のひとつとして挙げている。『新説三珍味』は東京都新島の「くさや」、滋賀県琵琶湖の「ふなずし」、富山県の「黒作り」。
釣り情報
ー
歴史・ことわざなど
ー