サツマアカガイ
サツマアカガイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。[愛知県西尾市一色産] 90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。[愛知県西尾市一色産] 90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。[神奈川県小田原産] 90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。[神奈川県小田原産] 90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。 90mm SL 前後になる。長楕円形で、殻は厚いがあまり硬くない。殻表は角張った輪肋で覆われる。スダレガイよりも輪肋は多く肋間は深い。放射線状に並ぶ褐色の斑紋がある。貝殻に薄らと褐色の垣根状の筋がある。足などはマットな赤色をしている。
珍魚度・珍しさ ★★★ がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度
★★★★★ 知っていたら学者級
食べ物としての重要度
★★ 地域的、嗜好品的なもの
味の評価度
★★★ 美味
分類
軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ超マルスダレガイ科リュウキュウアサリ亜科スダレガイ属
外国名
ー
学名
Paphia amabilis (Philippi,1847)
漢字・学名由来
漢字 薩摩赤貝 Standard Japanese name / Satsumaakagai
由来・語源 『目八譜』より。
不明だが、江戸時代の貝類図譜『目八譜』を作った、武蔵石寿のもとに薩摩(現鹿児島県)から貝殻が送られて来たからではないか。薩摩から来て足が赤い貝という意味合い。
もしくは武蔵石寿が参加していた連、赭鞭会には富山藩主前田利保、福岡藩主黒田斉清がいる。これら大名を通じて薩摩藩から送られたのかも。
目八譜 1843(天保14)、武蔵石寿(武蔵孫左衛門)が編んだ貝の図譜のひとつ。図は服部雪斎が描く。武蔵石寿は貝類を形態的に類別。1064種を掲載する。現在使われている標準和名の多くが本書からのもの。貝類学的に非常に重要。
地方名・市場名
スダレガイ 備考 アケガイなどとともにスダレガイ。 場所 愛知県西尾市一色
概要
生息域
海水生。水深10〜50メートル砂地。
房総半島、[神奈川県小田原市早川漁港前]、〜九州。中国大陸南岸。
生態
基本情報
暖かい海域の浅場に生息している。底曳き網などで希に漁などでとれるものの、食用になるほどはとれない。
またスダレガイ属の同定は難しく、「スダレガイ」として扱われたり、種のわからないまま廃棄されている可能性が高い。
他のスダレガイ属のアケガイやスダレガイ同様に味はいい。
珍しさ度 水揚げのある漁港でも1日に2、3個しかとれないもので、産地で探すしかないがとても大変。
水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/底曳き網
産地/愛知県、高知県
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は3,4,5月の春だと思われる。
貝殻はアサリなどよりも厚みがあるが、硬くない。
軟体は赤く、熱を通すと硬く締まる。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
サツマアカガイの料理・レシピ・食べ方/生食(湯引き)
サツマアカガイの湯引き(刺身) 見た目は真っ赤でおいしそうには思えないが、味は非常にいい。バカガイ(青焼き)のような渋味はなく、むしろ甘味が強く、貝らしい風味もある。
剥き身にしてざっと洗い、足とひも、貝柱を分ける。足は開く。これをさっと湯に通して氷水に落とし粗熱をとり、水分をよくきる。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど
参考文献
協力/池田等さん、鈴木項太さん(項明水産 愛知県阿久比町 ■https://komeisuisan.com/)、永野廣・昌枝さん(高知市)
『日本近海産貝類図鑑』(奥谷喬司編著 東海大学出版局)、『日本及び周辺地域産軟体動物総目録』(肥後俊一、後藤芳央 エル貝類出版局)