クロヒラアジ
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目アジ科ナンヨウカイワリ属
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外国名 | Blue Trevally
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学名 | Ferdauia ferdau (Fabricius in Niebuhr 1775)
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漢字・学名由来 | 漢字 黒平鰺 Standard Japanese name / Kurohiraaji |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。サンゴ礁など沿岸の浅場。
伊豆諸島〜小笠原諸島。[宮城県気仙沼/若い個体]、千葉県外房、相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸(相模湾には小型が多い)、[富山湾 2008-2018 年に富山湾で新たに記録した魚類 木村知晴・西馬和沙・不破光大・稲村 修(魚津水族館)]、山口県日本海沿岸、鹿児島県南さつま市笠沙、琉球列島。インド〜西太平洋。
サンゴ礁、浅い沿岸域。
生態
産卵期は夏。
近縁のナンヨウカイワリとの違いは吻(目の前の上あごの先端)が丸みをおびている。目の大きさと目から吻端までの長さが同じ。また身体に薄い横縞模様が見えるなど
基本情報
房総半島・富山湾以南に棲息している。西日本に多く、相模湾以南で水揚げがある。
知名度がなく、あまり流通しないので一定の評価がない。
味は最上級という魚である。少ない水揚げながらもっと注目を浴びてもいい。
西日本では食用魚となっている。
地域によっては流通不可とする向きもあるが、まったく理解できない。fishbaseにシガテラ毒がごく希に検出されることがあるというが、非常に曖昧な表現である。それならばイシガキダイ、カンパチにもいえるだろう。シガテラ中毒を起こしたことのある魚が流通可で、国内で普通に食べられている知名度の低い魚が流通不可とする理由がわからない。厚生労働省などは、より厳密に科学的に判断すべきだ。
珍魚度 関東ではほとんど流通しない。西日本などで探すしかない。
水産基本情報
市場での評価 まとまって入荷することはまずない。特に関東では希に見る程度。やや高値。
漁法 定置網、釣り
産地 鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
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味わい
旬は不明だが本州では寒い時期に脂がのっている個体を手に入れている。
鱗は薄く取りやすい。骨は軟らかい。皮は薄いがしっかりしてる。
透明感のある白身で血合いは弱い。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
場所東京都伊豆諸島
場所東京都小笠原
参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分場 場所静岡県伊豆田子
参考聞取 場所高知県宿毛市田ノ浦漁港
場所鹿児島県南さつま市
参考『種子島の釣魚図鑑』(鏑木紘一 たましだ舎 2016年) 場所鹿児島県種子島
場所鹿児島県