クログチ
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。40m-200m。
相模湾〜土佐湾の太平洋沿岸、東シナ海大陸棚域、少ないが瀬戸内海。
朝鮮半島南岸、済州島、黄海、中国東シナ海・南シナ海沿岸、台湾、フィリピン諸島、スラウェシ縞北東端、アラフラ海、南アフリカ東岸。
生態
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基本情報
相模湾以南に生息するが、漁業的には駿河湾以南である。
東日本よりも西日本でよく食べられている。東海以西、九州などに行くとよく見かける。身は刺身に皮は別立てで売られているのを見たことがあるが、この皮がうまそうで旅の最中であるのがうらめしく感じたことがある。大分県臼杵市などでは「釜借」といって珍重する。
関東では静岡県以西に多く馴染みがない。味のほどを知る市場人が少ないので安い。
珍魚度 全国流通することはあまりない。産地周辺で食べられている。消費地ではかなりがんばって探す必要がある。
水産基本情報
市場での評価 入荷量は少なく、関東ではあまり目にしない。あまり高くない。
漁法 釣り、定置網、巻き網
主な産地
選び方・食べ方・その他
選び方
触って硬く、銀色で黒くくすんでいないもの。鰓が鮮紅色のもの。
味わい
旬は11月後半から6月くらいまでだと思っている。
鱗は小さく薄く取りやすい。皮は薄くやや弱い。骨はあまり硬くない。
血合いが赤く、透明感のある上質な白身。熱を通しても硬く締まらない。
あらなどからいいだしが出る。
真子、白子も美味。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
クログチの料理法・レシピ・食べ方/生食(刺身、皮霜造り、焼霜造り、カルパッチョ、セビチェ)、ソテー(韓国風焼き魚、ムニエル)、焼く(塩焼き)、煮る(煮つけ、真子煮つけ)、揚げる(フライ、唐揚げ)
水洗いして三枚に下ろして、腹骨・血合い骨を取る。皮を引き、普通に刺身にする。
ニベ科とは思えない美しい身で、脂がのってほどよく軟らかく、身に甘みがある。
ここでは頭部とカマを半割にしたものに振り塩をする。1時間以上置いてからじっくりと焼き上げる。
焼き上げた香りからして御馳走である。皮と皮の直下に強いうま味があり、身は上質で簡単にほぐれる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
静岡県駿河湾ではコマセマダイの外道。
歴史・ことわざなど
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