キホウボウ

キホウボウの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
17cm SL 前後になる。前鰓蓋骨下部に顕著な棘がない。吻突起は前方に向かい微かに開く。体側骨盤数は上側列が33-36、下側列が24-27。
17cm SL 前後になる。前鰓蓋骨下部に顕著な棘がない。吻突起は前方に向かい微かに開く。体側骨盤数は上側列が33-36、下側列が24-27。
17cm SL 前後になる。前鰓蓋骨下部に顕著な棘がない。吻突起は前方に向かい微かに開く。体側骨盤数は上側列が33-36、下側列が24-27。
17cm SL 前後になる。前鰓蓋骨下部に顕著な棘がない。吻突起は前方に向かい微かに開く。体側骨盤数は上側列が33-36、下側列が24-27。
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目キホウボウ科キホウボウ属
外国名
Armored searobin
学名
Peristedion orientale Temminck and Schlegel, 1844
漢字・学名由来

漢字 黄魴鮄
由来・語源 神奈川県三崎での呼び名。色合いと「方形」の頭部がホウボウに似ているからだろう。

地方名・市場名
オニゴンゼ
参考文献 場所千葉県銚子 
キシミ
参考文献 場所新潟県寺泊 
ツノカナガシラ
参考文献 場所神奈川県三崎 
オニギス
参考文献 場所茨城県水戸 
キホオボオ キホウボウ
場所神奈川県三崎 
クギヌキ
参考文献 場所高知県浦戸 

概要

生息域

海水魚。水深110〜500メートル。
新潟県糸魚川沖、富山湾・島根県浜田付近、青森県鮫、福島県いわき〜九州南岸の太平洋沿岸。
東シナ海大陸棚縁辺〜斜面。
朝鮮半島南岸、中国東シナ海沿岸、台湾。

生態

基本情報

駿河湾、遠州灘、熊野灘、土佐湾、鹿児島湾などでの底曳き網に混ざる。小型で棘などが強いので利用されないことが多い。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。
漁法/底曳き網
産地/鹿児島県

選び方・食べ方・その他

選び方

退色していない、体色の濃いもの。

味わい

旬は不明。
鱗は非常に硬く取りにくい。唐揚げや焼くなら、むしろ取らないで料理した方がいいかも。骨は柔らかい。
筋肉は透明感があり熱を通しても硬くならない。肝は非常に美味。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

キホウボウの料理法・調理法・食べ方/揚げる(唐揚げ)、焼く(塩焼き、干もの)、煮る(煮つけ)
キホウボウの唐揚げ 全長15cm・重さ20g前後の非常に小さな魚である。普通の魚と同じように下ろすのは難しい。頭部を落として内臓を取る。ざっと水洗いして水分をよくきり、片栗粉をまぶしてじっくりと二度揚げする。スティック状のスナック菓子を食べているようでとても香ばしくてうまい。

キホウボウの塩焼き 頭部を取り内臓を除くとき肝はもとに戻す。水分をていねいに取り、振り塩をする。半時間以上寝かせて焼き上げる。鱗は煩わしいが手で身を割りながら食べると非常においしい。肝の味もいい。
キホウボウの煮つけ 頭部を取り、内臓を出すが、肝は取り分けて置く。これを湯通しして冷水に落として、ヌメリを流す。このとき鱗もこそげ落としたいがやや面倒。これは自己判断して欲しい。酒・醤油・水で煮る。砂糖、みりんなどを使ってもいい。身は適度に締まり、呈味成分からくる甘味が感じられる。肝もうまい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど