カゴメカワニナ
殻長50ミリを超える。細長く貝殻の表面に螺肋(成長脈)と縦肋ともにはっきりしている。縦肋に顆粒(粒状の隆起した部分)がありカゴを編んだ、網目のようになっている。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★ 食用として認知されていない |
味の評価度 | ★ 食べられなくはない |
概要
生息域
淡水生。琵琶湖固有種。
水深10〜20メートル。
生態
雌雄異体。
卵胎生で育児囊を持ち、小貝を産み出す。
基本情報
琵琶湖などではセタシジミに混ざって漁獲されるもの。
基本的に廃棄されている。
水産基本情報
市場での評価 流通しない。
漁法 けた網漁
産地 滋賀県琵琶湖
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。
味わい
旬は不明。
食べた限りではクセがなく、身は取り出しやすい。
筋肉部分が小さく、あまり旨みを感じず、内臓にも旨みがない。
栄養
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危険性など
カワニナ科共通項目
横川吸虫/横川吸虫の第1中間宿主で、アユ、フナ、オイカワ、タナゴ類などを第2中間宿主とする。最終宿主は哺乳類。横川吸虫は少数の寄生では症状が出ないが多数寄生すると、慢性炎症、ポリープがみられ、下痢、腹痛を起こす。
ウェステルマン肺吸虫/カワニナは第1中間宿主。第2中間宿主はモクズガニ、サワガニ、アメリカザリガニなど。最終宿主は哺乳類。肺、皮下、脳、腹腔内臓器、縦隔洞、眼窩、泌尿生殖系、咬筋などに寄生。長期間の寄生により細胞破壊し、虫体の周囲に結節状の中囊を作り、中には血液、吸虫の排泄物、吸虫の卵、ショルコー・ライデン結晶などを含んだ液体に満たされている。症状は血痰が出、脳に寄生した場合、頭痛、嘔吐、癲癇(てんかん)様発作、視力障害、麻痺など脳腫瘍に似た症状が出る。ときに死亡に至る。
食べ方・料理法・作り方
調理法 ゆでる
ゆでる◆クセもないが、旨みもない。
ゆでる◆クセもないが、旨みもない。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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