エゾイシカゲガイ
代表的な呼び名イシガキガイ
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コラム
今季初、エゾイシカゲガイコラム
夏だ、イシガキガイだ!
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要
生息域
海水生。水深10m〜100mの砂泥地。
鹿島灘からオホーツク海。
生態
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基本情報
流通上や一般的には「いしがきがい」だ。これはイシカゲガイが言いにくかったのでいつの間にか、変異したのだと思っている。標準和名は知らない人の方が多い。
茨城県以北の太平洋沿岸の浅場に生息する二枚貝だ。食用貝としては伊津部の人に知られていたが、希に底曳き網などで混獲された天然ものが入荷していた程度だった。
東京市場築地・豊洲などをはじめ関東に比較的入荷を見るようになり、認知度が増したのは2007年頃、岩手県陸前高田市広田湾で養殖されたものが築地などで目につくようになってだ。
東日本大震災を乗り越えて、養殖されたものは今や高級すしダネのひとつとしての地位を確立している。
トリガイと同様に味がいいのに、下処理はトリガイと比べると簡単。肉厚なのも魅力的だ。夏の高級二枚貝として重要なものとなっている。
珍魚度 東京豊洲市場や全国の上物を扱う仲卸・魚屋では手に入れることができるが夏限定である。地方などで手に入れるのは至難だと思われる。
水産基本情報
市場での評価 入荷量は非常に少ない。岩手県では養殖されている。非常に高い。
漁法 養殖、底曳き網
産地 岩手県、福島県
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。足などを活発に動かしているもの。
味わい
旬は夏。
貝殻はトリガイよりも厚く硬いが、比較的もろい。
足には厚みがあり、黄色みが強い。熱を通すとやや締まる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
エゾイシカゲガイの料理・レシピ・食べ方/生食(湯引き、生)、ソテー(バター焼き)、焼く(塩焼き)、汁(みそ汁)
剥き身にして外套膜や消化器を取り去る。開いて塩水などでさっと洗って水分をよくきる。大きさによっては適当に切る。
生の方が口に含んだときの貝らしい風味が強い。噛んだときにも濃厚な味わいが口に広がる。ほんの少しだけ貝特有の渋味があるのも魅力的だろう。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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