エゾイガイ
代表的な呼び名ムールガイ
10センチを超える。貝殻は硬く、うっすらとオリーブ色を帯びる。殻頂はまっすぐで曲がらない。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水生。東北から北海道の水深50メートルまでの岩礁域。
生態
産卵期は5月。
基本情報
まだイガイ類Mytilus属の同定には自信がない。
ただし北海道からくる食用イガイ類には4形があり、Mytilus属はイガイ、エゾイガイ、ムラサキイガイの3種にあたるのではないか、と思っている。
普通、3種が混ざっている状態で入荷していると考えている。
関東の市場では総てムールガイとされている。
値段は安くお買い得である。
水産基本情報
市場での評価 北海道などから入荷してくる。他のイガイ類と混ざっていて、単にムールガイとして売られている。安い。
漁法
産地 北海道
選び方・食べ方・その他
選び方
持ち重りがするもの。殻が硬く閉じているもの。硬く閉じるもの。生きのいいもの。
味わい
旬は不明
春から夏にかけて入荷してくる。
貝殻はやや硬めながら、薄く簡単に割れる。
表面の汚れと、岩などに付着するための足糸を抜いてから料理する。
足糸などは残る場合が多いので、いちどゆでこぼしてから改めて抜き取る。
炊き込みご飯にするときは剥いて、足糸などを除去する。
身は火を通し過ぎると著しく縮む。
濃厚な旨みがあり、いいだしが出る。
■ イガイと共通。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
料理法
蒸す(ワイン蒸し、酒蒸し)、炊き込みご飯、いり煮、塩ゆで、バター焼き、スープ(ブイヤベース、トマトスープなど)、汁(みそ汁、潮汁) 蒸す 丸のまま酒蒸しや茹でて酢の物や酢みそ和えにするのがうまい。
身に甘味があり、プックリとしっかりした食感、噛むと大量の塩味のエキスが口の中に広がる。
炊き込みご飯 炊き込みご飯にすると絶品。貝殻を外して、足糸(岩に付着するための糸状のもの)を抜き、適当に切って、ささがきゴボウ、ニンジン、油揚げなどとご飯に炊き込む。
いり煮 イガイとナス、ヒジキなどと炒り煮、煮つけにすると美味。
バター焼き ニンニクバターで焼く(ソテーする)のも美味。
スープ スープにも向いていて、ブイヤベースなどの材料ともなる。
汁 みそ汁や塩味の汁にしても美味。
■イガイと共通。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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