イヌゴチ

イヌゴチの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
30cm SL 前後になる。細長く頭部から第1背鰭にかけて急激に隆起する。全身が骨板で覆われ、六角形の断面の稜線で棘上になる。胸鰭が大きく、頭部は小さく目が突出して細長い。
30cm SL 前後になる。細長く頭部から第1背鰭にかけて急激に隆起する。全身が骨板で覆われ、六角形の断面の稜線で棘上になる。胸鰭が大きく、頭部は小さく目が突出して細長い。
30cm SL 前後になる。細長く頭部から第1背鰭にかけて急激に隆起する。全身が骨板で覆われ、六角形の断面の稜線で棘上になる。胸鰭が大きく、頭部は小さく目が突出して細長い。
30cm SL 前後になる。細長く頭部から第1背鰭にかけて急激に隆起する。全身が骨板で覆われ、六角形の断面の稜線で棘上になる。胸鰭が大きく、頭部は小さく目が突出して細長い。
細長く頭部から第1背鰭にかけて急激に隆起する。
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カジカ亜目トクビレ科イヌゴチ属
外国名
英名/Dog poacher
学名
Percis japonicus (Pallas,1772)
漢字・学名由来

漢字 犬鯒、狗鯒 Inugochi
由来・語源 田中茂穂の命名。見た目が犬を思わせるから。
〈頬甲族トクビレ科イヌゴチ属イヌゴチ〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)

Pallas
Peter Simon Pallas (ペーター・ジーモン・パラス)。ドイツの動物学者。主に冷水域の魚を記載した。ホッケ類、アイナメ類など国内海域にいる多くの魚類を記載。
地方名・市場名
イネゴチ
参考福島水試 場所福島県いわき市 
ロッカク[六角]
場所北海道 
シャチホコ
参考文献 場所兵庫県香住 

概要

生息域

海水魚。水深19〜750mの砂泥地、礫石地。
北海道全沿岸、新潟県、富山県、兵庫県香住・津居山、島根県隠岐、青森県六ヶ所村、岩手県。
朝鮮半島東岸中部から間宮海峡をへてサハリン西岸・南東岸、オホーツク海、千島列島、カムチャツカ西岸・南東岸、アラスカ湾。

生態

基本情報

主に北海道周辺でとれるものだが、量は少ない。刺し網などで揚がる雑魚のたぐいとみなされている。
産地でも外見の悪さ、棘があって下ろしにくいため、利用しない地域は多いようだ。
ただし下ろし方は意外に簡単で、外見に似合わず味がいいのでハッカク(トクビレ)同様人気が出そう。

水産基本情報

市場での評価 関東への入荷は希。比較的安い。
漁法 刺し網
産地 北海道

選び方・食べ方・その他

選び方

褐色の濃いもの。目が澄んでいるもの。触って張りのあるもの。

味わい

旬は冬?
鱗はなく全身が骨板で覆われていて、表面の棘が痛い。まず三枚に下ろす前に鰭を切り取り硬い皮をはぐ。軍手、手袋などをして一気に引きはがす。
白身で脂が混在して白濁している。しっかり硬い身質でほどよい食感がある。熱を通すとしまり、身離れはやや悪い。クセがなくいいだしが出る。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

イヌゴチの料理法・レシピ・食べ方/刺身、焼く(みそ焼き、塩焼き)、煮る(煮つけ)、汁(みそ汁、鍋)
イヌゴチの刺身 水洗いして皮を剥く。三枚に下ろして小骨を抜いて刺身状に切る。締まってしっかりした白身で、脂が混在して甘みがある。独特のこくのある旨みが特徴で、薄造りにしてよい。

イヌゴチのみそ焼き 水洗いして背割りにする。内臓を取り出し、肝を取り分けて置く。開いた身を素焼きにして最後に、肝とみそ、みりん、酒などを合わせたものを乗せて焼き上げる。あまり食べ出があるとは言えないが、手間を惜しまず食べて美味。
イヌゴチの塩焼き 水洗いして卵巣、肝を分けておく。三枚に下ろして塩を振り1時間程度寝かせて、肝と卵巣を乗せて焼く。焼くとかなりしまり、見た目はやせてよくないが、味はなかなかのもの。おかずというよりも、佳肴といったもので、酒が進むこと間違いなし。
イヌゴチの煮つけ 水洗いして二枚に下ろす。肝や卵巣は取り分けて置く。ゆどうしして冷水に落として表面のぬめりを流す。これを酒・醤油・砂糖・水で煮る。しょう油のアミノ酸、旨みとの相性もいい。旨みも甘みも感じられて、しかも上品で後味がいい。
イヌゴチのみそ汁 水洗いして皮を剥き適当に切る。肝と卵巣は取り分けて置く。ゆどうしして表面のぬめりを流して水分をよく切る。これを水から煮出してみそを溶く。実にうま味豊かな汁になる。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

床の間の飾物 〈食用としての価値はおそらくないことと思われるが、肉少なく、脂肪分も少ないため、乾燥品となって床の間の飾物となっているのを時々見受けることがある。〉『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)