メイタガレイ

代表的な呼び名ホンメイタ

メイタガレイの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
SL 25cm前後になる。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起があり目が突出している。体高(幅)があり、四角形に近い菱形。鱗はやや楕円形で規則的に並び、黒斑は不定形で丸くない。無眼部(裏)は白い。比較的大きな薄い褐色の斑紋のあるものとないものがある。
SL 25cm前後になる。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起があり目が突出している。体高(幅)があり、四角形に近い菱形。鱗はやや楕円形で規則的に並び、黒斑は不定形で丸くない。無眼部(裏)は白い。比較的大きな薄い褐色の斑紋のあるものとないものがある。
SL 25cm前後になる。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起があり目が突出している。体高(幅)があり、四角形に近い菱形。鱗はやや楕円形で規則的に並び、黒斑は不定形で丸くない。無眼部(裏)は白い。比較的大きな薄い褐色の斑紋のあるものとないものがある。
SL 25cm前後になる。両眼の間に後方に向く鈍い突起と前方に向く鈍い突起があり目が突出している。体高(幅)があり、四角形に近い菱形。鱗はやや楕円形で規則的に並び、黒斑は不定形で丸くない。無眼部(裏)は白い。比較的大きな薄い褐色の斑紋のあるものとないものがある。
目と目の間に太くて鈍い棘がある。これで「目痛鰈」と呼ばれるようになった。
鱗はやや楕円形で基礎的に並び、黒斑は不定形で丸くない。
鱗はやや楕円形で基礎的に並び、黒斑は不定形で丸くない。
魚貝の物知り度 ★★★
知っていたら通人級
食べ物としての重要度 ★★★
一般的(流通量は普通)
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上目硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系カレイ目カレイ亜科カレイ科メイタガレイ属
外国名
Frog-flounder, Finespotted flounder
学名
Pleuronichthys cornutus (Temminck & Schlegel, 1846)
漢字・学名由来
漢字 目痛鰈、目板鰈 Meitagarei
由来・語源
〈メイタガレイ 越後新潟〉。帝国博物館天産部魚類標本目録.帝国博物館(石川千代松・松浦歓一郎.1897)
〈東京や附近でメイタ又はメイタガレイ〉。『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
目板か目痛か? 目と目の間に骨質板がある。触ると痛いから「目痛」なのか? 板状だから「目板」なのか?
目と目の間にある骨質板が板状であるためで、江戸時代の和漢三才図会には「目板」、広辞苑にも「目板」とある。基本的に「目板」かも知れない。
目と目の間に棘があって、触ると痛いから。〈目の近くに一本鋭いトゲがあって、うっかり手でつかむと指の先をキズつける。目にふれると痛いから「メイタ(目痛)ガレイ」と呼ぶのだろう〉『河岸の魚』(町山清 国際商業出版 1979 著者は明治38/1905年生まれ)などもあり、今も市場などでときどき「目痛」という人がいて、それもありえると考えている。なぜならば本種の標準和名も東京市日本橋魚河岸で採取されたものだからだ。要するに「魚河岸言葉」を和名としたもの。
Temminck
コンラート・ヤコブ・テミンク Coenraad Jacob Temminck(1778-1858 オランダ) シュレーゲルとともにシーボルトの持ち帰った脊椎動物を整理、記載。『Fauna Japonica』(日本動物誌)を執筆。
Schlegel
ヘルマン・シュレーゲル(Hermann Schlegel 1804-1884年)はドイツの動物学者。テミングとともにシーボルトの持ち帰った脊椎動物を整理、記載。『Fauna Japonica』(日本動物誌)を執筆。
地方名・市場名 地方名・市場名は下部にあります。クリックでジャンプします。

概要

生息域

海水魚。水深100mよりも浅い砂泥地。
秋田県〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、仙台湾〜豊後水道の太平洋沿岸、瀬戸内海。
渤海、黄海、朝鮮半島西岸・南岸、東シナ海大陸棚域、遼寧省〜香港の中国沿岸、台湾西岸。

生態

産卵は秋から冬。

基本情報

古くは本州中部(東海地方)以南に多く、東日本に少なかった。西日本の、特に近畿、四国、瀬戸内海、九州北部などで盛んに食べられている。関東でもとれるし、にもそれなりに入荷してくるが、あまり目立った存在ではない。
西日本では活魚で見かけるが、関東ではあまり活魚での入荷が少ないのも、本種の生食(刺身)で食べたときの評価の違いだろう。
非常においしいカレイだが、皮目に独特の臭いがあり、扱いが悪いと鼻につくことがある。これも好き嫌いの出るところかも知れない。また価格の安いナガレメイタとの混同の可能性もある。
メイタガレイとナガレメイタの見分け方
メイタガレイ
メイタガレイの右側(表)には不規則な斑紋がある。
メイタガレイとナガレメイタの見分け方
ナガレメイタ
ナガレメイタは表の斑紋が規則的で丸い。

水産基本情報

市場での評価 関西に多く、関東に少ないもの。大きさにもよるが関東ではやや高値がつく。関西では活けをよくみかけて非常に高い。
漁法 底曵網、刺し網、釣り
主な産地

選び方・食べ方・その他

選び方

できるだけ活魚を選ぶ。全体につやのあるもの。くすんだものは古い。鰓を見て鮮紅色であり、触って硬いものを選ぶ。

味わい

旬は夏から秋
鱗は小さく弱い。皮は強くやや厚みがある。皮に微かに臭みがある。煮る、焼くにしても原則的に皮をむく人もいる。ただこれは好き嫌いの問題。個人的にはあまり気にならない。
透明感のある白身で微かに飴色を帯びる。熱を通しても硬く締まらない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

メイタガレイの料理法・調理法・食べ方/生食(洗い、刺身)、煮る(煮つけ)、揚げる(唐揚げ、フライ)、焼く(塩焼き、干もの)、汁(潮汁)
メイタガレイの刺身 関東ではなかなかいいものに出合えないが、関西などに行くと、必ず活魚を締めてもらって持ち帰る。水洗いして、皮を剥き、5枚下ろしにして刺身に。縁側もつけている。うま味の強いカレイで活魚なら食感もいい。じっくりと味わってこその刺身である。関西で本種の刺身を珍重する意味がわかる。個人的にはマコガレイに決してひけを取らないと思っている。

メイタガレイの洗い 活魚を水洗いして薄くそぎ切りにし、流水で洗って氷で締めたもの。食感が飛躍的によくなり、舌触りが涼しい。夏は刺身よりも洗いがいいという人も多いがわかる気がする。わさびしょうゆもいいが、意外にしょうがが合う。柑橘類も出合いのものだ。
メイタガレイの煮つけ 水洗いして皮を剥いて煮るか、そのままで煮るかは好みの問題。個人的にはあまり皮の風味は気にならない。皮に脂があってとろっとして美味であるとも思う。皮を剥いて煮るとふっくらとふくらみ軟らかくて上品に仕上がる。ここでは水洗いして皮を剥き、湯通しして冷水に落とし、ヌメリを流し、酒・醤油・水で煮た。みりん、砂糖など甘味を使ってもいい。
メイタガレイの塩煮(塩いり) 水洗いして頭部を落とす。水分をよくきり、強めの塩水で短時間水分を飛ばしながら煮上げる。本来は日本各地で保存性を考えて作られていたもの。大根おろしに酢で食べるとおいしい。
メイタガレイのフライ 五枚下ろしにして皮を引き、塩コショウして卵黄をくぐらせて、パン粉をつけて揚げたもの。非常に上質な白身で熱を通しても硬く締まらず、きめ細やかなので中心部がジューシーである。ビールに合うし、パンやご飯にも合う。
メイタガレイの唐揚げ 小振りのメイタガレイを水洗いして観音開きにする。よく水分を拭き取り、片栗粉をまぶして二度揚げする。頭部は難しいがほぼ丸ごと食べられて、身に甘みがあってとてもおいしい。
メイタガレイのエスカベーシュ 水洗いして五枚下ろしにする。水分をよく切り、片栗粉をまぶしてさくっと揚げる。これを合わせ酢(白ワインビネガー、市販の粉末クールブイヨン、水少量、砂糖、塩を合わせて一煮立ちさせて冷やしたもの)に漬け込む。野菜はなんでもいいが、玉ねぎ、ピーマン、セロリなどが定番。
メイタガレイのムニエル 皮を剥き、内臓を取り去る。塩コショウして小麦粉をまぶしてソテーする。皮目から油でじっくりとソテーすると香ばしく揚がる。仕上げにバターで風味づけする。皮目がバターの風味と相まってうま味が増し、身はしっとりと軟らかくて甘い。非常においしい。
メイタガレイの辛子焼き 水洗いして五枚に下ろし水分をよく切る。塩コショウして小麦粉をまぶし、衣(洋辛子・卵・小麦粉)をからめて焦がさないようにソテーする。衣の中の身がふんわり豊潤に上がる。
メイタガレイの若狭焼き 水洗いして皮を剥く。水分をよくきり、弱めの振り塩をする。1時間前後寝かせて、じっくり焼き上げる。仕上げに若狭地(酒・少量の醤油)を塗りながら仕上げる。上品ではあるがやや単調な味わいに少し変化をつけた。
メイタガレイの一夜干し 単に塩焼きにしてもおいしいが、軽く干すとうま味が増す。身離れもよくなり佳肴となる。水洗いして煩わしいので頭部を取り、立て塩に漬け込む。漬け込み時間は季節や大きさで変わる。これを干し上げる。
メイタガレイの潮汁 刺身などで出た中骨や腹骨などを熱湯に通す。これを昆布だし(水でも可)で煮だして酒と塩で味つけする。濃厚でしかも上品な汁になる。汁ものとあなどるなかれ、すするとご馳走であることがわかる。

好んで食べる地域・名物料理

西日本。

加工品・名産品

釣り情報

船からのカレイ釣りの対象魚。片天秤、アオイソメ、スナイソメなどのエサで釣る。

歴史・ことわざなど

地方名・市場名

バンゴ
参考日比野友亮さん/和具の方言 場所三重県志摩市和具町 
メチガレイ
参考文献 場所三重県鳥羽 
マツクサ
参考文献 場所京都府久美浜 
マツガレイ マツガレ
参考文献 場所京都府舞鶴 
メダカカレ
参考文献 場所兵庫県明石・家島諸島、愛媛県宇和島 
メダカウオ
参考文献 場所千葉県館山 
ヒダリガレイ
参考文献 場所和歌山県田辺 
キンジロガレイ
参考『石巻の四季のさかな』(石巻魚市場株式会社) 場所宮城県石巻市石巻魚市場 
タバコガレイ[煙草鰈] タバコガレ タバコガレエ
参考文献 場所富山県富山・滑川 
ウソ
参考文献 場所富山県富山県東岩瀬 
クチボソ クチボソガレイ クチホソガレイ
参考文献 場所富山県魚津・四方 
メクソガレイ メクソ
参考文献 場所富山県魚津・生地 
メダマガレイ
参考文献 場所山口県小野田 
ネジカ ネヂカ マツボ
参考文献 場所山口県瀬戸内海側 
ツボクチ
参考文献 場所岡山県笠岡 
クサガレ
参考文献 場所愛媛県松山 
メンドガレイ
参考西浜優さん 場所愛媛県松山市浅海漁業者 
コウソガレ コウソガレイ
参考文献 場所愛知県三谷 
ミミガレイ
参考文献 場所新潟 
タバコアサバ
参考文献 場所新潟県 
チクラガレイ
参考文献 場所新潟県出雲崎 
メクジリ
参考文献 場所新潟県糸魚川市浦本 
ベタガレイ
参考文献 場所有明海 
メイタガレ メイタガレイ メイタ
参考文献 場所東京都、関東周辺、静岡県静浦、和歌山県白崎・辰ヶ浜、兵庫県明石・福良、高知県浦戸、山口県下関 
メンタガレイ
参考文献 場所熊本、有明海 
ホウショウ ホウショウガレイ
参考文献 場所石川県七尾 
スズメガレイ
参考文献 場所石川県羽咋町、福井県三国な鷲巣 
トンビガレ トンビガレイ
参考文献 場所石川県輪島 
マツバガレイ マツバ[松葉]
参考文献 場所福井県三国、京都府舞鶴、兵庫県香住 
メタンボ
参考文献 場所福井県敦賀 
メムキガレイ
参考文献 場所福井県福井 
メダマ
参考福島水試研報第11号 場所福島県いわき市 
メータ
参考福島水試研報第11号 場所福島県いわき市1 
フウジマ
参考文献 場所福島県全域・小名浜、茨城県大洗・久慈 
キンチ キンチロ
参考文献 場所福島県相馬市原釜・小名浜 
フウテン
参考文献 場所茨城県久慈 
ダラ
参考福島水試研報第11号 場所茨城県大洗・那珂湊 
メコブガレイ
参考文献 場所静岡県牧之原市川崎町 
デメガレイ
参考文献 場所静岡県静浦 
メタタキ
参考文献 場所鳥取県米子 
メタカ
参考文献 場所鳥取県赤崎 
アマテビラメ
参考文献 場所鹿児島 
オッチョコ
サイズ / 時期小型 場所岡山県下津井 
ビッキ ヒッキガレイ ビツキガレイ ビッキガレイ
場所青森県青森市 
メイタ
場所徳島県阿南市椿泊『椿泊漁業協同組合』 
メガレイ.メカレイ[目鰈]
場所山口県山陽小野田市・宇部 
メジカ[目近] メジカガレイ
場所大分県中津市中津魚市場・宇佐市 
メタ メブト
場所山形県鶴岡市由良漁港 
メダカガレイ[目高がれい] メダカカレイ メダカ[目高]
場所茨城県水戸・那珂湊、京都府舞鶴市舞鶴魚市場、広島県広島中央市場、山口県宇部市、熊本県熊本市、福岡県福岡市中央卸売市場、長崎県雲仙市 
マメガレイ
サイズ / 時期小さなもの 
マダカガレイ
参考文献