ミナミミンククジラ
物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。南半球、南氷洋。
生態
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基本情報
捕鯨は長期モラトリアムに入っており、「調査捕鯨」という形で存続している。
現在、調査捕鯨、捕鯨の対象となっているのは、南半球にいるミナミミンククジラ、北半球のミンククジラと日本周辺でとっているツチクジラ。
他にはイワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラなど。
ほとんどがヒケクジラ亜目。
マッコウクジラ、ツチクジラがハクジラ亜目である。
ミンククジラ類は小型であり、いちばん美味であるとされる「尾の身」はとれない。
そのためあまり高値とはならない。
対するにイワシクジラ、ニタリクジラなどは大きくなり、高価な値段がつく。
国内で消費されるほとんどがミンククジラ類。
もっとも小型のヒゲクジラの仲間で、もっとも高価とされる「尾の身」はとれない。
主に赤味で、この部分が刺身などになる。
水産基本情報
市場での評価 年間を通じて、入荷がある。クジラ類では安い。加工品なども多く、やや高値。
漁法 捕鯨
産地 日本
選び方・食べ方・その他
選び方
白い刺しの入ったもの。赤身は赤が鮮やかなもの。切り身の角がしっかり立って、張りのあるもの。
味わい
旬は不明。
脂ののって、柔らかい尾の身はとれない。
赤身のやや脂のある部分を刺身などに使う。
他は皮、唇などほとんどあますことなく利用。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
赤身でも脂の勝っている部分は刺身になる。
脂があると柔らかく、旨みも強く美味。
鯨のカツ、すなわちフライは定番料理。
クジラが持つ臭みをフライにすることで解消される。
脂身、脂ののった赤身を薄くスライスして、水菜と煮ながら食べるのを「はりはり鍋」という。
脂ののったまったりした味わいに、水菜のしゃきしゃきした食感が合う。
焼き肉風にしても味がよい。
ゴボウやニンジンなどと煮ても美味。
好んで食べる地域・名物料理
味噌漬け/新潟県などで作られるもの。生の黒皮(表皮のついた皮下脂肪)を味噌漬けにしたもの。生のまま切って食べる。
くじら飯/島根県浜田市などで作られているもの。脂身をご飯に炊き込むもの。クジラの脂がまったりとした味わいを作り出す。
加工品・名産品
ベーコン/赤身、鹿の子(顎の骨を覆っている肉)などで作られる。
さらしくじら/尾の部分の透明な部分に熱湯をかけ、もしくは熱湯に通して水でさらしたもの。
釣り情報
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歴史・ことわざなど
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