フトミゾエビ
代表的な呼び名シンチュウエビ
フトミゾエビの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。内湾、砂泥地。
房総半島以南、沖縄、台湾、東インド諸島、オーストラリア、インド・ベンガル湾、紅海。
生態
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基本情報
クルマエビとともに比較的原始的なエビのひとつ。国内の温かい海域に生息している。国内海域は北限でもあるので、まとまってとれることは少ない。そのため国内での認知度は低いが、インド洋では重要種とされている。
天然ものが輸入されており、国産のものよりも見かける機会は圧倒的に多い。小型でホワイト系に近い色合いなので、比較的手頃な値段となっている。
珍しさ度 入荷などは不安定で比較的珍しい。がんばって探さないと手に入らない。
水産基本情報
市場での評価 国産はほとんど出回らない。冷凍輸入されたものはしばしば目にする。エビの中では安い。
漁法 底曳き網
産地
選び方・食べ方・その他
選び方
できれば生きているようなものを。頭の黒ずんでいないもの。頭と胴体の間の伸びていないもの。
味わい
旬は不明
主に冷凍流通。国産の生鮮品は貴重。
やや小型。赤の発色はわるく、薄赤い。肉はしまってほどよく繊維質。甘み、エビの風味、旨みともに豊か。
フトミゾエビの料理の方向性
ウシエビ属と比べると熱を通しても硬くなりにくい。赤の発色は悪いがエビらしい風味と食感はいい方だ。煮る、揚げる、トムヤムクンなどのスープにもすべてよし。栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
フトミゾエビの料理・レシピ・食べ方/揚げる(天ぷら、フライ、唐揚げ)、煮る(塩ゆで)、汁(スープ)
頭部の殻を取り、脚の部分をていねいに洗って乾かす。胴の部分は背わたを取り、尾だけを除き殻を剥き、尾羽根の先を切り落とす。曲がらないように腹部に切れ目を入れ、親指などでつまみ、筋肉を軽くつぶす。油を熱して、まずは脚を素揚げにする。胴の部分は塩コショウして小麦粉をまぶし、溶き卵をくぐらせ、パン粉をつけて高温で揚げる。柑橘類などを添える。
一口頬張ると、甘い香りが口中を満たす。高温で揚げると身が硬く締まりすぎず、ほどよい硬さで食べやすい。心地よい食感とともに喉を通り過ぎる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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