ハナビラウオ
ハナビラウオの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
SL(体長)50cm前後になる。背鰭は2、幼魚期は側へんして体高がある。頭部付近には鱗がない。 SL(体長)50cm前後になる。背鰭は2、幼魚期は側へんして体高がある。頭部付近には鱗がない。
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目イボダイ亜目エボシダイ科スジハナビラウオ属
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外国名 |
Bluefin driftfish
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学名 |
Psenes pellucidus (Lütken,1880)
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漢字・学名由来 |
漢字 花弁魚
由来・語源 稚魚・幼魚時代、鰭が長く左右に薄く花弁(はなびら)のようにひらひらしているため。 Lütken Christian Frederik Lütken(1827-1901 オランダ)。
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地方名・市場名 |
クラゲウオ 備考別名。 |
概要
生息域
海水魚。幼魚はクラゲの下、成魚は底生。
釧路〜土佐湾の太平洋沿岸、新潟県佐渡〜五島列島の日本海沿岸、愛媛県、山口県の瀬戸内海。
台湾南部、太平洋・インド洋、大西洋の温帯・熱帯域。
生態
基本情報
クセのない白身で万人向きだが、非常に希に定置網などでとれるもので一般的に流通しない。
水産基本情報
市場での評価 希に流通。一定の評価がない。
漁法 定置網
産地
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄く骨は軟らかい。
白濁した白身で脂が身に混在している。
ハナビラウオの身質 手に入れた固体はそれほど鮮度がよくなかった。それを自宅まで送ったもの。三枚に下ろして白濁して柔らかい。この軟らかさは鮮度が悪いためかも知れない。歩留まりは非常にいい。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
ハナビラウオの料理法・調理法・食べ方/揚げる(フライ)、煮る(煮つけ)
ハナビラウオのフライ 大型なので三枚に下ろして切り身にして塩コショウ、溶き卵(バッター液)をくぐらせてパン粉をつけて揚げる。表面の香ばしさに、適度に繊維質で層の中にエキスが詰まった身で非常にうまい。フライ材料として非常に優れている。
ハナビラウオの煮つけ 三枚に下ろして切身にしてしょうゆ味で煮てみた。やや甘辛く、酒・砂糖・しょうゆ味で煮てみたが、メダイに近い味で、だまって出されると見わけがつかないかもしれない。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど