ハナサキガニ
ハナサキガニの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
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珍魚度・珍しさ | ★★ 少し努力すれば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水生。
北海道礼文島以東、オホーツク海、根室、釧路などに棲息。
生態
産卵は沿岸域で6月〜7月。
雌は抱卵して1年、4月〜5月頃幼生を孵化させて放つ。
昆布や甲殻類、ゴカイ、棘皮動物など雑食性。
基本情報
タラバガニ科でもっとも生息域が狭い。とれる量も少ないため、比較的北海道以外ではあまり目にする機会がない。むしろ根室などの観光資源といったところだろう。
根室の郷土料理鉄砲汁は本種を利用したもの。肝膵臓(みそ)も加えて濃厚な味わいを楽しむ。
珍しさ度 普通の食用ガニであるが、流通量が少なく季節が限られる。
水産基本情報
市場での評価 漁期は4月〜9月。国産とともにロシア産が目立つ。活、ボイルがある。値段はタラバガニの中では安い。
漁法 カゴ漁
代表的な産地 輸入原産国はロシア。国内では北海道。
選び方・食べ方・その他
選び方
触って重みを感じるもの。硬いもの。
味わい
旬は夏から秋
春には内子、外子を持つ個体が多い。
全身に強い棘があり、もつと刺さりはしないが痛い。殻は厚くて強い。
熱を通すと殻が赤く発色する。身の表面も赤く発色する。
筋肉には微かに臭味がある。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ハナサキガニの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで)、汁(みそ汁)
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
北海道根室
釣り情報
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歴史・ことわざなど
●1972年に出版されたサンケイ新聞社の『郷土料理の旅』石井出雄著に載っている写真が面白い。当時の茹でハナサキガニ、1匹150円で売られているとある。