ハチ

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12cm SL 前後になる。紡錘形で背鰭後半に黒い斑紋がある。下顎に2対のヒゲがある。[12cm SL ・41g]
12cm SL 前後になる。紡錘形で背鰭後半に黒い斑紋がある。下顎に2対のヒゲがある。[4.1cm SL]
SL 12cm前後になる。紡錘形で背鰭後半に黒い斑紋がある。下顎に2対のヒゲがある。

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珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★
まずくはない
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目ハチ科ハチ属
外国名
Bearded waspfish
学名
Apistus carinatus (Bloch and Schneider,1801)
漢字・学名由来

漢字 蜂 Standard Japanese name / Hati
由来・語源 〈神奈川縣三崎の帝国大学臨海實驗所(1886年明治19)雇青木熊吉氏(三崎の漁師で採取名人と呼ばれた)の命名したものである。是れの鰭にある棘に刺さゝれると甚く疼痛を感じる爲である〉。その痛み「蜂のようだ」という意味合い。『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
別名/ヒレカサゴ

Bloch
Marcus Élieser Bloch(マルクス・エリエゼル・ブロッホ 1723-1799 ドイツ)。医師、博物学者。ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー(Johann Gottlob Theaenus Schneider)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行。
Schneider
Johann Gottlob Theaenus Schneider(ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー 1750-1822 ドイツ)。博物学者。マルクス・エリエゼル・ブロッホ(Marcus Élieser Bloch)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行、完成させた。
地方名・市場名

概要

生息域

海水魚。100mよりも浅い砂泥地・砂地。
茨城県〜九州南岸の大平洋沿岸、新潟県〜九州南岸の日本海・東シナ海沿岸、瀬戸内海、屋久島、東シナ海大陸棚域、希に小笠原諸島。
朝鮮半島南岸、台湾、広東省・広西省、インド-西太平洋。

生態

背鰭に毒を持ち、刺されると非常に痛む。

基本情報

比較的温かい海域の浅場に普通に見られる魚だ。手の平に5〜6尾乗るほどの小魚でもある。
定置網などでも珍しいものではないが、まとまってとれることはない。あえて言えば刺されると痛むのでやっかいな存在だ。食用とする地域はまだ知らない。
珍魚度 流通しないので、自分で釣るか、漁の時に混ざるものを探すしかない。

水産基本情報

市場での評価/流通しない。
漁法/定置網
産地/

選び方・食べ方・その他

選び方

触って張りのあるもの。

味わい

旬は不明。
鱗は小さく取りやすいものの、非常に小型なのでわずらわしい。骨は柔らかい。
透明感のある水分の多い白身で煮ると硬く締まる。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ハチの料理法・レシピ・食べ方/揚げる(唐揚げ)、煮る(煮つけ)
ハチの唐揚げ 煮ても焼いても、食べられる部分は少なく食べた気にならない。水洗いして開き片栗粉をまぶしてじっくりと二度揚げするとまるごと余すことなく食べられる。香ばしくてとてもおいしい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

地方名・市場名

シラボレ
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県和歌浦 
カザハナ
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県田辺 
シラボシ
参考文献 場所和歌山県辰ヶ浜・和歌浦 
カレススキ
参考文献 場所富山県生地 
シロオコゼ
参考文献 場所神奈川県江ノ島 
ヒヨドリ
参考福畑敏光さん 場所長崎県平戸市度島 
オコゼ
参考文献 場所高知県 
セトビウオ セトビウヲ
参考文献 場所鹿児島 
ヒレカサゴ
備考別名。 参考文献 場所別名 
ヒヒラギ
参考文献 場所富山県氷見