ナガウバガイ
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150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。 150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。[14cm SL・386g] 150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。[14cm SL・386g] 150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。[10.5cm SL・164g] 150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。[10.5cm SL・164g] 150mm SL 前後になる。黒っぽい殻皮を被る。殻頂はほぼ中央にあるものと、やや後方寄りにあるものがある。ウバガイに似ているが貝殻にあまり膨らみがない。[10.5cm SL・148g]
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★★ 非常に美味 |
分類 |
軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目バカガイ超科バカガイ科ナガウバガイ属
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外国名 |
英名/Surf-clam
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学名 |
Mactromeris polynyma (W. Stimpson, 1860)
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漢字・学名由来 |
漢字/長姥貝 Standard Japanese name / Nagaubagai
由来・語源/貝殻が前後に長いウバガイの仲間という意味合い。
「ウバガイ」は福島から銚子当たりまでの呼び名ではないか。貝殻が薄汚れて見え、姥(老婆)を思わせるため。
Stimpson William Stimpson(ウイリアム・スティンプソン 1832-1872 アメリカ)。動物分類学・海洋生物学。スナガニ、ババガゼ、サルエビなど。「stimpsoni 」は献名されたもの。
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地方名・市場名 |
ロスケボッキ 参考桒原康裕さん(北海道立総合) 場所北海道根室地方 アオヤギ[青柳] 備考福島県相馬市原釜漁港からは「青柳(あおやぎ)」で入荷。 場所福島県相馬市原釜漁港[入荷] |
概要
生息域
海水生。潮間帯下から水深110m前後の砂泥地。
北海道東部、オホーツク海南部。
ベーリング海。アラスカ、ワシントン州、北部大西洋。
生態
基本情報
茨城県以北の砂地などに生息している。国産は北海道、福島県などであがるが少ない。流通は非常に希。
ウバガイに似ていてやや平たく、産地などでは食べられている模様。実際に食べてみてもおいしいと思っている。
珍しさ度 めったに流通しないので手に入れるのが非常に難しい。
ヒメナガウバガイとナガウバガイとの違い
ヒメナガウバガイ 貝殻の形からして違っている。貝殻全体における殻頂の位置は後方に寄っている。
ナガウバガイ 貝殻全体における殻頂の位置はほぼ中央にある。
ヒメナガウバガイ 貝殻は薄く硬く、手では割りにくい。
ナガウバガイ 貝殻はやや厚みがありもろく手で簡単に割れる。
ヒメナガウバガイ 軟体部分は全体に黄色い。
ナガウバガイ 軟体はやや黒ずんでおり、足の先が黒い。
水産基本情報
市場での評価 国産は非常に少なく安い。これは国産のウバガイがあまり値をつけないためだ。
漁法 底引き網
産地 北海道、福島県
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
貝殻はやや厚みがあるが、非常にもろい。軟体は足が大きく、貝柱、水管も大きい。
熱を通すと硬く締まる。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
ナガウバガイの料理・レシピ・食べ方/生食(湯引き、刺身)、ソテー(バター焼き)、煮る(煮つけ)
ナガウバガイの湯引き ほっきがい(ウバガイ)と同様の仕込みである。ほんの少しだけ火を通しただけで赤く染まり、実にきれいである。水管なども少しだけ色づいている。足はとても甘味が強く、貝らしい食感もいい。完全に生なのは貝柱だが、バカガイ科らしく美味である。
剥き身にして足を切り放す。開いて水分をていねいに取る。水管も開いて水分を取る。貝柱は皮膜を取る。薄い塩水を煮立たせて火をとめ、貝柱以外を湯引く。足が色づいてきたら氷水に落として水分をきる。
ナガウバガイの刺身 まったく火を通さないで開いたもので、一瞬酢で洗っただけだ。二枚貝を完全に生か、軽く湯がくか、は好みの分かれるところだ。貝らしいうま味と甘味、微かな渋味がいい。ただし食感はさほど望めない。剥いて足を開く。貝柱は周りの皮膜を取る。塩でざっと力を入れないでもみ。水洗いして純米酢で洗って水分を切る。
ナガウバガイの煮つけ 醤油味で最低限煮上げたものである。どんなに短時間煮てもやはり足の部分は硬くなる。ただし醤油と一緒になって甘味がまし、ヒモや水管などもとても味わい深い。剥き身にして汚れや皮膜などを取り除く。水分をよく切り、酒・みりん・醤油を煮立たせた中で短時間煮て鍋止めをする。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
【珍味】
ほっき貝干し●乾したホッキガイを焼き、調味液につけ込んだもの。
釣り情報
歴史・ことわざなど