ダウリアチョウザメ

ダウリアチョウザメの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
1.8m SL 前後になる。1.2m SL 前後になる。細長く、体に大型の硬い鱗の列がある。尾鰭は上葉が下葉よりも遙かに長い。口は下面に開き、分の下面にヒゲがある。左右の鰓膜は連続する。写真は重さ110kg。(著作権は新深浦町漁業協同組合にあります)
1.8m SL 前後になる。1.2m SL 前後になる。細長く、体に大型の硬い鱗の列がある。尾鰭は上葉が下葉よりも遙かに長い。口は下面に開き、分の下面にヒゲがある。左右の鰓膜は連続する。写真は重さ110kg。(著作権は新深浦町漁業協同組合にあります)
珍魚度・珍しさ★★★★★
一生出合えない可能性大
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱軟質区チョウザメ目チョウザメ科ダウリアチョウザメ属
外国名
学名
Huso dauricus (Georgi, 1775)
漢字・学名由来

漢字/なし
由来・語源/小種名、dauricus から。
Huso dauricus 学名の属名、Huso は古高ドイツ語(8世紀〜11世紀の文献により伝えられている)でチョウザメのこと。dauricus はバイカル湖の東、ザバイカルと沿アムール西部の地名。

地方名・市場名

概要

生息域

淡水域・汽水域・海水域。北海道、青森に回遊してくることは希。
[青森県]、北海道以北。
オホーツク海、日本海北部。アムール川に産卵遡上する。

生態

基本情報

ロシアでは食用魚であり、高級なキャビアの親として重要。
キャビアはともかく、筋肉の味は非常によい。
珍魚度 国内では珍魚中の珍魚である。探しても手に入らないといった魚である。

水産基本情報

市場での評価/ほぼ流通しない。
漁法/定置網
産地/北海道、青森県

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

旬などは不明。
100kg以上になる大型魚なので切身で流通する。皮は厚みがあり硬い。
白身で熱を通すと少し硬く締まる。食感的には豚肉を思わせる。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ダウリアチョウザメの料理・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)生食(刺身)、ソテー(ステーキ)、揚げる(フライ)
ダウリアチョウザメの煮つけ ブロックで来たので腹部の膜のある部分を煮つけてみた。適当に切り、湯通しして冷水に落として粗熱をとる。水分をよくきり、酒・砂糖・醤油・水を沸騰させた中で煮る。腹腔膜はゼラチン質になり身は非常に柔らかく煮える。身自体に味があり、非常にうまい。
ダウリアチョウザメのステーキ 切り身にして塩コショウする。少し寝かせて水分をよく拭き取る。熱したフライパンでソテーする。仕上げにブランディーと醤油でフランベ。適度にしまり、食感は豚ロース肉を思わせる。魚らしいうまさもありとても味わいふかい。
ダウリアチョウザメのフライ 切り身にして塩コショウする。少し置いて出て来た水分をよくとる。小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせ、パン粉をつけて揚げる。食感は正にロース肉のようである。魚らしいうま味と熱したことで生まれたゼラチン質の部分の甘みで非常にうまい。
ダウリアチョウザメの刺身 ブロックの切断面を触っただけで脂ののりが感じられる。いちばん下の部分を冊取りして刺身状に切る。筋肉自体に甘みがあり、魚らしいうま味もある。少し寝かせた方がうま味が増すので食べ頃が難しい。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど