タスキモンガラ
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18cm SL 前後になる。比較的体高は低く頭部が突出しておちょぼ口をしている。背から目と胸鰭、尻鰭に到達する広く黒い帯がある。[体長15.5cm、重さ127g] 18cm SL 前後になる。比較的体高は低く頭部が突出しておちょぼ口をしている。背から目と胸鰭、尻鰭に到達する広く黒い帯がある。[体長18cm、重さ181g]
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目モンガラカワハギ亜目モンガラカワハギ科ムラサメモンガラ属
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外国名 |
Wedge-tail triggerfish 黑帶銼鱗魨、斜帶板機魨、楔尾砲彈、剝皮竹(臺東)、包仔(澎湖)、狄婆(澎湖)
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学名 |
Rhinecanthus rectangulus (Bloch & Schneider, 1801)
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漢字・学名由来 |
漢字/襷紋柄 Tasukimongara
由来・語源/和名は1980年代までなかった可能性が高い。目を通って尻鰭にいたる太い帯を襷に見立てた。命名者などは不明。 Bloch Marcus Élieser Bloch(マルクス・エリエゼル・ブロッホ 1723-1799 ドイツ)。医師、博物学者。ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー(Johann Gottlob Theaenus Schneider)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行。 Schneider Johann Gottlob Theaenus Schneider(ヨハン・ゴットロープ・テアエヌス・シュナイダー 1750-1822 ドイツ)。博物学者。マルクス・エリエゼル・ブロッホ(Marcus Élieser Bloch)とともに『110の画像付分類魚類学』を刊行、完成させた。
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地方名・市場名 |
イノーフクルビ フクルビ 備考フクルビは小型のモンガラカワハギ科の総称。 参考『原色 沖縄の魚』(具志堅宗弘 タイガー印刷 1972) 場所沖縄 |
概要
生息域
海水魚。サンゴ礁。
多くは幼魚で、希/三宅島。神奈川県三浦半島〜高知県柏島
屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣諸島。
台湾南部、南沙諸島、インド-太平洋(イースター島を除く)
生態
基本情報
ハワイでムラサメモンガラとともに、Humuhumunukunukuapua'a(フムフムヌクヌクアプアア), Humuhumu(フムフム) と呼ばれダイビングの世界で有名。またハワイ州の魚(Hawaii state fish)でもある。
国内ではあまりとれないので食用魚としては認知度ゼロ。
水産基本情報
市場での評価/流通はほとんどしないと思う。
漁法/
産地/
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
大きくなっても20cm前後。皮は非常に硬く、剥きにくい。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身で熱を通すとやや硬く締まる。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
タスキモンガラの料理法・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、揚げる(唐揚げ)
タスキモンガラの煮つけ 小型魚なので刺身よりも煮つけの方が無駄なく食べることができる。皮を剥き、水洗いする。湯通しして冷水に落とし霜降りにする。これを酒・醤油・水で煮る。みりん、砂糖で甘味を加えてもいい。磯臭さはほとんどない。身は煮ると鶏肉のように程よく締まり、甘味がある。
タスキモンガラの唐揚げ 水洗いして皮を剥く。水分をよくきり、片栗粉をまぶして二度揚げする。じっくり揚げると丸ごと食べられる。身は鶏肉のようにしまり、嫌みのない味で美味。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど