ギギ
代表的な呼び名ハゲギギ
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珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
分類 | 顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱ニシン・骨鰾下区骨鰾上目骨鰾系ナマズ目ギギ科ギバチ属
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外国名 | Bald gigi
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学名 | Pseudobagrus nudiceps Sauvage,1883
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漢字・学名由来 | 漢字 義々、岐岐 Gigi |
地方名・市場名 |
概要
生息域
琵琶湖、淀川水系以西の本州、四国吉野川水系、高知県仁淀川水系の中流域、九州北東部。
琵琶湖の稚アユの放流とともに移入したと考えられている地域/新潟県阿賀野川、関東・中部地方。
移植/新潟県阿賀野川、三重県宮川。
生態
産卵期は5〜8月。
夜行性で底生生物、エビ、小魚などをエサにする。
胸鰭の棘と基底部の骨をこすり合わせてギーギーと音を出す。
基本情報
主に西日本の河川の、中流域の流れの緩やかな水域にいる魚である。
淡水魚のなかでも美味で西日本各地で食用となっている。
細々とではあるが漁業対象にもなっていて、滋賀県、京都府などでは食用として売り買いの対象となっている。
珍魚度 西日本では比較的珍しい魚ではない。流通上では手に入らないので、釣り上げるしかない。
水産基本情報
市場での評価 一部地域をのぞき流通しない。
漁法 底曳き網、定置網(えり)、釣り
産地
選び方・食べ方・その他
選び方
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味わい
旬は春から夏。
鱗はなく、皮は厚い。背鰭、胸鰭のトゲか硬く鋭い。頭部の骨が硬い。
クセのない白身で熱を通してもあまり硬く締まらず美味。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
水洗いして開く。水分をよくきり、そのまま焼き上げる。8分通り焼き上がったら、タレ(みりん・醤油同割り、甘いのが好きなら砂糖を加える。酒を足すとこくが出る)を塗りながら仕上げる。
身はとても淡泊でうま味に欠けるが、皮目に味がある。タレとよく合う。
好んで食べる地域・名物料理
蒲焼き もっともよく作る料理は、かば焼きだ。開いて焼いてタレをつけて仕上げる。[岡山県高梁市備中町黒鳥・新見市哲西町]
だし 開いて焼いて干してだしにする。[岡山県高梁市備中町黒鳥・新見市哲西町]
肝臓の薬 徳島県美馬郡つるぎ町半田では黒焼きにして肝臓の薬としていた。[藤岡忠夫さん/徳島県美馬郡つるぎ町半田]
加工品・名産品
釣り情報
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歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
参考門脇さん・廣田眞智子さん 場所兵庫県多可町八千代
参考黒岩さん2021年12月29日81歳 場所岐阜県郡上市大和町
参考20211108勝浦町85歳聞取 場所徳島県勝浦町
参考山崎博司さん 場所徳島県那賀郡和食
参考「菅浦の湖岸集落景観保存調査 2014 滋賀県長浜市」 場所滋賀県長浜市菅浦
備考標準和名。 参考聞取、藤岡忠夫さん(徳島県美馬郡つるぎ町半田)、「菅浦の湖岸集落景観保存調査 2014 滋賀県長浜市」 場所滋賀県長浜市菅浦、徳島県美馬郡つるぎ町半田・貞光
備考区別してクロギギ。徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)貞光川でギギは主にアカザのこと。 場所徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)貞光川
備考別名。
ググ クロザス ゲキ ゲバチ シラメ ビンゴ アカギギ アカナマズ カーバチ カナハチ カバチ カババチ カワバチ カンパチ ギウギウ ギギウ ギギユウ ギギヨ ギギヨオ ギクバチ ギバチ ギユウタ ギン ギンギ ギンギヨ ギンギヨバチ ギンギロ キンタ キンツ ギンパチ クグ
参考文献より。