オキナワクルマダイ
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28cm SL 前後になる。側へんするが左右に厚みがある。横縞は赤い実線と破線が交互にある。背鰭、腹鰭、尻鰭、尾鰭の後端は黒い。[全長34cm、28cm SL・重さ1.104kg] 28cm SL 前後になる。側へんするが左右に厚みがある。横縞は赤い実線と破線が交互にある。背鰭、腹鰭、尻鰭、尾鰭の後端は黒い。[20cm SL・重さ0.469kg] 28cm SL 前後になる。側へんするが左右に厚みがある。横縞は赤い実線と破線が交互にある。背鰭、腹鰭、尻鰭、尾鰭の後端は黒い。[20cm SL・重さ0.469kg]
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ亜目キントキダイ科クルマダイ属
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外国名 |
Bigeyes
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学名 |
Pristigenys meyeri (Günther,1872)
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漢字・学名由来 |
漢字 沖縄車鯛 Okinawakurumadai
由来・語源
吉野哲夫と岩井保が1973年、沖縄本島(琉球海域)で得た標本で新種として記載したため。 Pristigenys multifasciata Yoshino & Iwai, 1973(シノニム) |
地方名・市場名 |
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概要
生息域
海水魚。水深110〜240m。
トカラ列島宝島、琉球列島、東シナ海大陸棚縁辺〜斜面上部域、八丈島、土佐湾。
台湾南部、フィリピン諸島〜ニューギニア南岸を経てサモア諸島、マリアナ諸島。
生態
ー
タペータム 眼の網膜下に輝板(tapetum/タペータム)を持っている。光りの少ないときに、球体の水晶体を通ってきた光を反射させて網膜に集めるもの。
基本情報
珍魚。主にトカラ列島、沖縄県などの深場でとれる。
食用魚としての認知度はゼロに近い。
水産基本情報
市場での評価 ほぼ入荷しない。
漁法 延縄
産地 鹿児島県、沖縄県
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
鱗は非常に硬く細かい。頭部や鰭下の鱗はやや大きめ。非常に取りにくい。皮は硬く熱にも強い。
血合いは弱く透明感のある白身。熱を通すと硬く締まる。
頭部などから非常にうま味のあるだしが出る。胃袋がうまい。
鱗 櫛鱗はクルマダ属の中でももっとも強く、取りにくい。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
オキナワクルマダイの料理法・レシピ・食べ方/生食(刺身、湯引き)、煮る(煮つけ)、汁(みそ汁)、揚げる(唐揚げ)
オキナワクルマダイの刺身 水洗いして三枚に下ろして皮を引いて刺身にする。焼霜や皮霜にしても皮が硬すぎて食べにくい。血合いが赤く、身色もキレイである。噛みしめると脂が浮き上がってきて甘みがあり美味。
オキナワクルマダイの煮つけ 煮ると硬く締まり、身離れが悪くなる。味はいいが、食べにくい。歩留まりが悪い。
オキナワクルマダイの唐揚げ 油を使って火を通すと比較的硬く締まらない。鶏肉のような食感でおもしろい味。
オキナワクルマダイのみそ汁 あらや身などをじっくり煮込むと実にいいだしが出る。煮崩れず、身がとても美味しい。鍋、みそ汁、潮汁などにして美味。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど