オキアサリ

オキアサリの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
SL(殻長)60mm前後になる。三角形に近い形。コタマガイに似るがややふくらみがある。殻前端は丸く、後端は尖る。色彩の変化が大きいが、コタマガイとは違う規則性を持つ。殻頂部後部(靱帯がある方)に弱い放射肋がある。
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珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★★
究極の美味
分類
軟体動物門二枚貝綱異歯亜綱マルスダレガイ目マルスダレガイ超科マルスダレガイ科リュウキュウアサリ亜科Macridiscus属
外国名
学名
Macridiscus multifarius Kong, Matsukuma & Lutaenko in Kong, Matsukuma, Hayashi, Takada & Li,2012
漢字・学名由来

漢字 沖浅蜊 Standard Japanese name / Okiasari
由来・語源 『目八譜』より。武蔵石寿の江戸時代には、外房や伊豆半島などにはいて、江戸湾などにはない二枚貝という意味か。

目八譜
1843(天保14)、武蔵石寿(武蔵孫左衛門)が編んだ貝の図譜のひとつ。図は服部雪斎が描く。武蔵石寿は貝類を形態的に類別。1064種を掲載する。現在使われている標準和名の多くが本書からのもの。貝類学的に非常に重要。
武蔵石寿
武蔵石寿(むさし・せきじゅ 玩珂停、明和3-万延元年 1766-1861)。石寿は号、本名は武蔵孫左衛門。450石取りの旗本。赭鞭会。本草学、貝類。西洋の新しい分類学も取り入れようとしていた。『目八譜』(掲載1064種)、『甲介群分品彙』(掲載605種)、『介殻稀品撰』など。現在使われている標準和名の多くがここから来ている。
地方名・市場名
コダマガイ
場所鳥取県赤碕 
ハタビ
場所徳島県 
アサリ ナミアソビ[波遊] ナミセンガイ ハマグリ
参考文献 

概要

生息域

海水生。潮間帯下の砂底。
能登半島・房総半島以南。
台湾、韓国、中国大陸南岸。

生態

基本情報

国内の比較的浅い海岸線にいる二枚貝である。同属のコタマガイと同様にとれたりとれなかったりの落差が大きい。またコタマガイに非常に似ているために両種を見分けられる人はほとんどいない。
流通するものは鳥取県赤崎、鹿児島県西岸でしか見ていない。流通上はめったに見る機会のない二枚貝である。
珍しさ度 好不漁の波が激しく、またとれる量が極端に少ない。がんばって探してもなかなか手に入らない。

水産基本情報

市場での評価/流通は非常に限定的。まだ鳥取県、鹿児島県でしか見ていない。
漁法/採取
産地/鹿児島県、鳥取県

選び方・食べ方・その他

選び方

原則的に生きているもの。

味わい

旬は春だと思う。
貝殻はやや厚め。剥きにくい。
軟体は熱を通しても硬くなりすぎない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

オキアサリの料理法/焼く(焼き貝)、汁(すまし汁、みそ汁)、煮る(酒蒸し、ワイン蒸し)、ご飯(炊き込みご飯、リゾット)
オキアサリの焼き貝 小型であると思っていたら、コタマガイに負けない大きさの固体をみつける。これなら焼くこともできる。軟体にうま味があり、しかもイヤミのない味。焼きながら、酒・しょうゆで味つけして食べる。非常においしく、酒にもご飯にも合う。

オキアサリのみそ汁 アサリよりも少し大きく、貝殻に厚みがある。アサリほど強いうま味はないが軟体から上品なうまみが出て、イヤミのない汁になる。軟体も硬くなりすぎずなかなか味がいい。
オキアサリのすまし汁 ザルなどに入れてていねいに洗う。これを水(l昆布だしでもいい)から煮出して酒と塩で味つけしたもの。味つけは、しょうゆよりも本種の持ち味が生きる。二枚貝のうま味が堪能できる。
オキアサリの酒蒸し ザルなどに入れて貝殻と貝殻をゴトゴトいわせながらていねいに洗う。これを酒と貝から出る水分だけで蒸し煮する。日本酒でなくても白ワインでもいい。短時間で蒸し煮することで軟体があまり硬く締まらす。強いうま味が感じられる。
オキアサリの炊き込みご飯 本料理に使ったものは砂を噛んでいなかったので貝殻ごと炊き込んだ。剥き身を使ってもいいが、小振りの二枚貝ならそのままの方がうま味が出る。強い二枚貝のうま味と香りがご飯に移ってとても美味。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

●Macridiscus semicancellata (Koch in Philippi, 1843)は中国西部からベトナムに分布して本種に酷似するが別種とのこと。