アンダマンアジ
アンダマンアジの形態写真一覧 (クリックで下に拡大表示)


SL 72cm前後になる。側へんするが紡錘形に近く、褐色の斑紋は少ない。頭部は小さく、胸鰭下に無鱗域(鱗のない部分)があり、腹鰭基部後端まで続く。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要 
生息域
海水魚。サンゴ礁など沿岸の浅場。
[鹿児島県種子島]、沖縄県那覇。
西太平洋、インド洋、カピンガマランギ環礁。
[鹿児島県種子島]、沖縄県那覇。
西太平洋、インド洋、カピンガマランギ環礁。
生態
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基本情報
東南アジアや台湾以南では水揚げがあるが、国内で数個体しか揚がっていなかった。それが種子島でまとまってとれた。これからも水揚げがあるとしたら高くなる可能性大。
他の魚とは違う身色と傾向のおいしさである。
他の魚とは違う身色と傾向のおいしさである。
水産基本情報
市場での評価/国内ではまだほとんど流通していない。
漁法/定置網
産地/鹿児島県
漁法/定置網
産地/鹿児島県
選び方・食べ方・その他 
選び方
触って張りのあるもの。鰓が赤いもの。
味わい
旬は不明。4月初めのものは抱卵していたので秋〜春にかけてではないかと考える。
鱗は細かく取りやすい。皮は厚みがあって、皮と筋肉の間に強い筋状のものがあり引きにくい。
身は赤く、脂が豊かで身に混在する。熱を通しても硬く締まらない。
鱗は細かく取りやすい。皮は厚みがあって、皮と筋肉の間に強い筋状のものがあり引きにくい。
身は赤く、脂が豊かで身に混在する。熱を通しても硬く締まらない。
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
アンダマンアジの料理法・調理法・食べ方/生食(刺身、あぶり、づけ)、焼く(塩焼き)、煮る(煮つけ、ポシェ)、揚げる(フライ、唐揚げ)、汁(みそ汁、潮汁)、ソテー(バター焼き。フライパン照り焼き)

アンダマンアジの刺身 背と腹の部分、内臓を包む部分で脂ののり、食感が違っている。身は赤く、ツムブリに似ている。4月の個体は産卵前で脂がのっていて、霜降り牛肉を思わせる色合い。食べてもアジ科というよりもマグロなどを思わせて、舌の上でとろっとした甘さで非常に美味。












好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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参考文献
協力/田中水産(鹿児島県鹿児島市 ■http://tanakasuisan-kagoshima.com/)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚類全種の学名 語源と解説』(中坊徹次・平嶋義宏 東海大学出版部 2015)
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会)、『日本産魚類全種の学名 語源と解説』(中坊徹次・平嶋義宏 東海大学出版部 2015)