アカザエビ

アカザエビの生物写真

25センチ前後になる。ハサミ脚が長くハサミが細く長い。全体に薄いレンガ色で斑文などはない。

魚貝の物知り度 ★★★★
知っていたら達人級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
節足動物門甲殻上綱軟甲綱(エビ綱)真軟綱亜綱(エビ亜綱)ホンエビ上目十脚目ザリガニ下目アカザエビ上科アカザエビ科アカザエビ属
外国名
英名/Japanese lobster, Little lobster
フランス名/Langoustine (ラングスティーヌ)
イタリア名/Scampi (スキャンピ・スカンピ・スキャンピー)
学名
Metanephrops japonicus (Tapparone Canefri,1873)
漢字・学名由来
漢字 藜蝦、
由来・語源 体の色合いがアカザ科の植物の若い葉の色合いに似ているため。
地方名・市場名
テナガエビ[手長えび]
備考テナガエビ(手長えび)と呼ばれることも多い。 
シャコエビ
参考文献より。 

概要 ▽

生息域

海水生。水深200メートル〜400メートルの海底。
銚子から日向灘。

生態

産卵期は10月〜11月。

基本情報

国内では底曳き網や底刺し網でとれるエビ。
東京湾、駿河湾、三河湾などが産地。
フレンチのラングスティーヌ、イタリアンのスキャンピにあたり、重要な食材。
和食にも使われるが、やはり洋物に多用されている。
非常に高価なもので主に料理店などで利用されている。
またアカザエビ類は世界的に人気が高く、南半球やヨーロッパのものが商取引の対象となっている。

水産基本情報

市場での評価 関東では築地などに集中して入荷する。値段は非常に高い。
漁法 底曳網、カゴ漁、刺し網
主な産地 長崎県、神奈川県、千葉県、静岡県、愛知県、三重県

選び方・食べ方・その他 ▽

選び方

できれば生きているものを。持って重いものを。死んだもので殻が変色しているもの、体液が出ているようなものはさける

味わい

旬は不明
殻は柔らかい。
非常に甘みが強い。
生で食べても美味。
火を通してもうまい。
ミソにクセはなく、濃厚な旨みを持つ。

栄養

寄生虫

食べ方・料理法・作り方(お勧め順)

調理法
ソテー、焼く(グリエ、干物)、フライ、生食刺身)、ゆでる、みそ汁
アカザエビのソテー
ソテー 半割にしてバターなどでソテーすると実にうまい。バターが合う。頭部をつぶしながらソテして、これをソースにしてもいい。
焼く
オリーブオイルなどでマリネしてグリルなどで焼いてもいい。
アカザエビのフライフライ
大型で死んでしまったものなどは、贅沢ではあるがフライにするのがいちばん。甘味が強く実にうまい。
アカザエビの刺身生食
活なら刺身にしても美味しい。イセエビよりも生の状態で甘味が感じられる。食感もいい。
ゆでる ゆでてそのまま、もしくはサラダなどに使ってもいい。
みそ汁 実に甘味のあるだしがとれるのでみそ汁にしてもいい。刺身などにして残った頭部などを使うと無駄がない。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど

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エビの中ではもっとも高いものだ。だから市場でもレストランや寿司屋が買っていく。なかなか一般での消費が出来るようなものではない。
レストランなどでは「あかざえび」と表示するところと、「手長えび(てながえび)」とある店に分かれる。個人的には標準和名のテナガエビがいるということで「アカザエビ」を選択すべきだと思う。
◆食べてみる◆
鮮度さえよければ生のまま刺身にすべきだ。出来れば活け、もしくは揚がって当日か24時間以内がいい。この甘さ、旨味は表現のしようがない。また半割にしてオイルで焼く、また焼くというのも非常に美味である。
フランスでの「ラングスチーヌ」、イタリアの「スカンピ」にあたる。茹でてソースで食べたり、ブイヤベースに入れたりする。このコライユ(ワタ)を生かした料理も優れものだ。
またこれは番外編であるが、漁師さんなどは漁の最中に痛んでしまったアカザエビをみそ汁に仕立てる。これがまたうまい。

参考文献

『原色日本大型甲殻類図鑑』(三宅貞祥 保育社)
静岡県沼津市沼津魚市場 佐政水産 青木修一さんから


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