アオスジモンガラ
アオスジモンガラの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
33cm SL 前後になる。体側中央に薄青色の細い縦帯がある。尾鰭は湾入する。頬の溝は6列。鰓孔の後ろに大きな鱗がない。 33cm SL 前後になる。体側中央に薄青色の細い縦帯がある。尾鰭は湾入する。頬の溝は6列。鰓孔の後ろに大きな鱗がない。
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★ 美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系フグ目モンガラカワハギ亜目モンガラカワハギ科ナメモンガラ属
|
外国名 |
ー
|
学名 |
Xanthichthys caeruleolineatus Randall, Matsuura and Zama, 1978
|
漢字・学名由来 |
漢字/青条紋殻 Aosujimongara
由来・語源/体側中央部分に薄青い縦条があるため。
和名の提唱者は不明だが、松浦啓一ではないかと思う。
〈『原色 沖縄の魚』(具志堅宗弘 タイガー印刷 1972)51図にナメモンガラとして掲載され、その後数個体が那覇沖から得られている。本種の分類はまだ不十分で、現在、北海道大学の松浦啓一氏が研究中である。〉『魚類大図鑑 南日本の沿岸魚』(益田一、荒賀忠一、吉野哲夫 東海大学出版会 1975) 松浦啓一 Matsuura(まつうら・けいいち 1948年東京生まれ。国立科学博物館)。水産学・魚類学者でフグ目の研究で有名。 Randall John Ernest Randall (ジョン・アーネスト・ランドール 1924-2020年)はアメリカの魚類学者。
|
地方名・市場名 |
ジキラ 参考『魚名からみる自然認識:沖縄・伊良部島の素潜り漁師の事例から』(高橋そよ 2014年03) 場所沖縄県伊良部島 |
概要
生息域
海水魚。水深50m以上の深さ。
八丈島、[銭州]、小笠原諸島、駿河湾、鹿児島県薩南諸島、伊江島。
ミクロネシア、マリアナ諸島、マーシャル諸島、仏領ポリネシア、ハワイ諸島、東太平洋、モルジブ諸島。
生態
基本情報
種の記載も1978年であり、琉球列島や伊豆諸島、小笠原などで揚がるもので漁獲量は非常にすくないと思う。
ある意味珍しい魚ともいえそう。
水産基本情報
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
鱗は非常に硬く一枚の布のようにつながっている。剥いで料理するが非常に強く剥がしにくい。骨はあまり硬くない。
身は硬く締まっている。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
アオスジモンガラの料理法・レシピ・食べ方/煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)、ソテー(ムニエル)
アオスジモンガラの煮つけ 非常に上質な白身でカワハギに似ていると思う。今回は肝は食べなかったが鮮度がよければおいしいかも知れない。適当に切り、湯通しする。冷水に落としてぬめりを流して酒・醤油・水で煮る。みりん、砂糖を加えてもおいしい。身離れがよく、口の中でほどよくほぐれて甘味がある。非常においしい。
アオスジモンガラの塩焼き 水洗いして二枚に下ろす。骨つきの方を適当に切り、振り塩をする。1時間以上寝かせて焼き上げる。焼くと甘味が強くなり、身離れもよくとても味がいい。
アオスジモンガラのムニエル 切り身にして塩コショウする。小麦粉をまぶして多めの油でじっくりソテー。仕上げにバター(マーガリン)で風味づけする。ソテーしても柔らかく美味。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど