202402/16掲載

ボラサンドトルコ風

材料は最小限にして、もっとも基本的な作り方で作る


たびたび登場するが、八王子総合卸売協同組合、舵丸水産で、神奈川県佐島(三浦半島の西側)産42cm・1.1kgのボラを買って、普段作らないものを作った。
トルコ風のサンドイッチもそうだ。
思い切ってトルコに数年いたことがある友人にも聞いてみた。
「トルコの魚のサンドイッチ(Balik Ekmek)」ってどんなもの?
1、魚はなんでもいい。イカやエビなんかは高いけどおいしいかったらしい。
2、魚介類は揚げてもソテーしてもいいし、ときに塩焼きを挟む人もいる。
3、野菜もなんでもいいけどオニオンは必須。トルコには小型で香りの強いのがあるけど、そっちの方がいいという。
4、トルコはパン大国なので、魚のサンドイッチに使うパンは多彩。この国の何倍も多彩らしい(この国も多彩だと思うけど)。
5、香辛料はチリ、コショウを使ったものが多く、かなり個性的な香りのものもある。
ちなみに市場にはインドとか多国籍な食材を売る店があり、東南アジアのオニオンも売っているが、今回買い忘れた。
さて、当然、黒海にもボラはいるはず。サバよりもまずボラで、Balik Ekmek を作ってみる。
ボラは三枚に下ろす。
腹骨・血合い骨を取り、塩コショウして乾燥ディルをなんとなく雰囲気で散らす。
オリーブオイルににんにくを混ぜ込み、紫玉ねぎをスライスを和えおく。
レタスをちぎる。
ボラをじっくりソテーする。もちろん小麦粉をつけて揚げてもいいし、デュラムセモリナ粉をまぶしても、衣をつけて揚げてもいい。トルコでの、魚の揚げ方も様々らしい。
後は軽く温めたバゲットに挟むだけ、だ。

ボリューミーかつ食べ始めから食べ終わりまでずーとうまい


ものすごく簡単だけど、ものすごくおいしい。
くせになる味と言ってもいいだろう。
要するに毎日毎日食べても飽きない味だ。
それにしてもソテーしたボラのうまさには改めてビックリ。
日常的なものなので、ときどき香辛料を変えるとか、ここに例えばトマトを加えるとか、キウイを挟むとか変化を足すといいのだと思う。

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ボラのサムネイル写真
ボラFlathead gray mullet, 밀치沿岸の浅場、河川汽水域、淡水域。オホーツク海をのぞく北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海、種子島・・・・・
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