202509/16掲載

新潟県で伊勢ひじき、が新潟らしき

このパッケージを見ると伊勢ではなく新潟を感じる


新潟県でよく見かけるのが「伊勢ひじき」である。
赤い縁取りをした紙のパッケージに入っていて、昔ながらの文様が描かれている。
山陰以北の日本海ではヒジキがとれないので、新潟県では古くより伊勢(三重県伊勢地方)からヒジキを取り寄せて流通させていたのかな? などと思ったりする。

今回、「伊勢ひじき」を買った新潟県西区内野町『ichiman』は、新潟市の地スーパーといったところで、新潟を感じさせるものがたくさん売られていた。
「伊勢ひじき」、『角平商会』(三重県多気郡明和町大淀乙655)は三重県伊勢地方のものだけど新潟らしいと感じて買ってしまう、ものでもあるのだ。

あまりにも日常的なものだからこそ、産地も気にすべきかも


伊勢地方(伊勢志摩地方)のヒジキはゆでるのではなく、蒸して干す。
ヒジキはあまりにも日常的なものなので、微妙な違いは気づきにくいものだが、「伊勢地方のひじき」は、もどし料理しても安定していて使いやすい。
新潟県で「伊勢ひじき」を買うのも新潟旅、なのだ。

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