ヨーロッパスズキ

代表的な呼び名ヨーロピアンシーバス


50cm SL 前後になる。細長く頭部が大きい。外見的にはウグイを思わせる。

スズキと呼ばれる魚で非常に似ている種

珍魚度・珍しさ★★★
がんばって探せば手に入る
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
顎口上綱硬骨魚類条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ科ヨーロッパスズキ属
外国名
英名/European seabass. フランス/Bar européen スペイン/Lubina
学名
Dicentrarchus labrax (linnaeus.1758)
漢字・学名由来

漢字 欧羅巴鱸 Yoroppasuzuki
由来・語源 主にイギリス、ヨーロッパ各地などでとれるスズキの意味。

Linnaeus
Carl von Linné(カール・フォン・リンネ 1707-1778 スウェーデン)。二名法を確立。
地方名・市場名
ニシウミスズキ ヨーロピアンシーバス
参考『新独和辞典』(阿部宗明 大学書林) 

概要

生息域

汽水・海水魚、しばしば淡水域にも。水深10-100m。
東部大西洋、ノルウェーからモロッコ、地中海、黒海。

生態

基本情報

大西洋東部、地中海から黒海にかけて普通。地中海、黒海で盛んに養殖されている。
フレンチ、イタリアンなどでの「スズキ」は基本的に本種である。
珍魚度 国内で手に入れるのは非常に難しい。ヨーロッパではいたって日常的な魚である。

水産基本情報

市場での評価 輸入量は非常に少ないと思われる。ヨーロッパではもっとも一般的な食用魚のひとつ。
漁法 養殖、定置網
産地 トルコ、ギリシャ、イタリア、ポルトガルなど。

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

養殖魚で旬は不明。
鱗は取りやすく、骨はあまり硬くない。皮はしっかりしている。
上質の白身。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ヨーロッパスズキの料理・レシピ・食べ方/ソテー(ムニエル)
ヨーロッパスズキのムニエル 基本滝・料理法はソテーか揚げるかである。皮が比較的柔らかく弱いと思えたので、ポワレではなくムニエルにしてみた。
三枚に下ろして腹骨・血合い骨を取る。皮を引き、塩コショウする。小麦粉をつけて多めの油でじっくりとソテーする。火が通ったら余分な油を除き、バターで風味づけする。
スズキ以上に身がきめ細やかで豊潤。バターの香ばしさ以上に身の味わいが勝つ。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど