オオセ
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
分類 | 顎口上綱軟骨魚綱板鰓亜綱サメ区ネズミザメ上目テンジクザメ目オオセ科オオセ属
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外国名 | Japanese wobbegong
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学名 | Orectolobus japonicus Regan, 1906
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漢字・学名由来 | 漢字/大瀬 Oose |
地方名・市場名 |
概要
生息域
海水魚。浅海の砂底、岩礁域、サンゴ礁域。
千葉県外房〜九州南岸の大平洋、山口県日本海側、九州北部、[長崎県長崎市]、沖縄舟状海盆。
浙江省〜広東省の中国沿岸、ベトナム、フィリピン諸島北部。
生態
胎生で、雌が体内で受精して、あるていど育ったところで胎外に30匹前後生む。
基本情報
房総半島・山口県日本海側以南、九州に生息しているが、主な産地は九州である。
水揚げ量は極端に少なく、水揚げのある西日本でも認知度は非常に低い。またオオセは山口県日本海側の呼び名で九州北部ではカスザメ、ナヌカザメも「オオセ」という。このあたりが本種の食文化を考える上では混乱が起きやすい。ただ本種を含めて3種とも味がいいことだけは述べておきたい。
非常に味のいいサメであり、産地では高値がつく。
珍魚度 珍魚としてもいいだろう。温かい海域の浅場にいるが個体数が少ないためか、めったに揚がらない。
水産基本情報
市場での評価/主に九州だが、競りに上がること自体希。高い。
漁法/釣り、定置網
産地/
選び方・食べ方・その他
選び方
触って張りのあるもので粘液などが表面に出ていないもの。
味わい
旬は不明。
鱗は包丁が入らないくらい硬い。骨も軟骨魚類にしては硬い。
鱗の下には厚みのあるゼラチン質の層があり
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
オオセの料理・レシピ・食べ方/煮る(湯引き、煮つけ)、揚げる(フライ)、汁(みそ汁)、生食(刺身、肝刺身)
オオセの皮はとても硬いので、水洗いして湯に通しても取りにくい。三枚に下ろして背・腹に分けて、皮を包丁で引き、刺身状に切って湯通しする。
皮下の層にほどよいうま味がある。身は淡泊でありながら食感が心地よい。辛子を利かせた酢みそが合う。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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地方名・市場名
ナヌカザメ
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所三重県熊野市
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所三重県熊野市
ヤモリ
参考文献 場所兵庫県淡路由良
参考文献 場所兵庫県淡路由良
オウセ
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所別名
参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所別名
ドジョウザメ
備考水族志 参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県新宮
備考水族志 参考『紀州魚譜』(宇井縫蔵 淀屋書店 1929) 場所和歌山県新宮
オオセ
参考文献 場所山口県仙崎・小野田・下関、福岡県玄海・志賀島
参考文献 場所山口県仙崎・小野田・下関、福岡県玄海・志賀島
マムシワニ
参考文献 場所島根県出雲市大社町杵築
参考文献 場所島根県出雲市大社町杵築
カメザメ
参考文献 場所東京
参考文献 場所東京
キリノトブカ
参考文献 場所東京市場
参考文献 場所東京市場
ネコザメ
参考文献 場所熊本
参考文献 場所熊本
トラ
参考文献 場所神奈川県江ノ島
参考文献 場所神奈川県江ノ島
ホンヤモリ
場所長崎県長崎市
場所長崎県長崎市
オーセ
場所長崎県長崎市長崎魚市場
場所長崎県長崎市長崎魚市場
カキノコロモ
参考文献 場所静岡県下田
参考文献 場所静岡県下田
トラブカ
参考文献 場所高知県高知市御畳瀬
参考文献 場所高知県高知市御畳瀬
オニウチノクリ
参考文献 場所鹿児島
参考文献 場所鹿児島