ユリウツボ
ユリウツボの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
80cm TL 前後になる。全身が薄い褐色をしており体色よりも遙かに薄い褐色(浮き上がった様は白く感じる)の斑紋が全体に散らばる。歯の切縁に鋸歯がない。[80cm TL・842g] 80cm TL 前後になる。全身が薄い褐色をしており体色よりも遙かに薄い褐色(浮き上がった様は白く感じる)の斑紋が全体に散らばる。歯の切縁に鋸歯がない。[80cm TL・842g] 80cm TL 前後になる。全身が薄い褐色をしており体色よりも遙かに薄い褐色(浮き上がった様は白く感じる)の斑紋が全体に散らばる。歯の切縁に鋸歯がない。[80cm TL・842g] 80cm TL 前後になる。全身が薄い褐色をしており体色よりも遙かに薄い褐色(浮き上がった様は白く感じる)の斑紋が全体に散らばる。歯の切縁に鋸歯がない。[80cm TL・842g]
魚貝の物知り度 |
★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 |
★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 |
★★★★ 非常に美味 |
分類 |
硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区カライワシ下区ウナギ目ウツボ亜目ウツボ科ウツボ亜科ウツボ属
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外国名 |
ー
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学名 |
Gymnothorax prionodon Ogilby, 1895
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漢字・学名由来 |
漢字/百合靫 Uriutsubo
由来・語源/体に散らばる白い斑紋を百合(ユリ)に見立てたのではないかと思う。
〈硬骨魚目無足亞目ウツボ科ユリウツボ(新称) Gymnothorax leucostigma JORDAN et RICHARDSON/シノニム〉『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938) Ogilby James Douglas Ogilby (ジェームス・ダグラス・オグルヴィ 1853-1925 アイルランドベルファースト生まれ)。魚類学者。始めは大英博物館。後にオーストラリア博物館オーストラリア移る。魚類研究をして重要な発見を数多くする。
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地方名・市場名 |
タヌキ 参考日比野友亮/和具の方言 場所三重県志摩市和具 アズキウツボ 参考文献 場所神奈川県三崎 イケンダウナギ 参考静岡県水産・海洋技術研究所・伊豆分譲 場所静岡県下田市須崎 |
概要
生息域
海水魚。沿岸岩礁域のやや深場(水深100m前後)。
千葉県館山湾〜高知県柏島の太平洋沿岸、愛媛県八幡浜、山口県日本海側、琉球列島。
朝鮮半島南岸、台湾南部、海南島、西沙諸島、オーストラリア東岸・北東眼、ニュージーランド。
生態
基本情報
千葉県以南のやや深い岩礁域にいる魚なので、専門の漁でもない限り水揚げされないと思う。三重県志摩地方は非常に多種類魚を多様に料理して食べる地域であるが、この地域では食用としている模様。
写真の個体は東京豊洲市場に来たもので、流通上初めて見た。
食べて見たらウツボよりも骨が弱く食べやすい上に、味もよかった。干ものなど非常に美味であったので1尾作ってももの足りなかった。
水産基本情報
市場での評価/流通は非常に希。やや高値。
漁法/カゴ漁
産地/三重県
選び方・食べ方・その他
選び方
模様がはっきりしてくすんでいないもの。ヌメリの出ていないもの。
味わい
旬は不明。
ぬめりはほとんどない。鱗はなく皮は厚みがあり骨はあまり硬くない。
白身で熱を通してもあまり硬く締まらない。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
ユリウツボの料理・レシピ・食べ方/焼く(干もの)、煮る(煮つけ)、揚げる(天ぷら)
ユリウツボの干もの 水洗いして腹開きにする。内臓の汚れなどをていねいに取り、立て塩25分して水分を拭き取り、24時間干す。焼いても皮が強く縮まず、身はふっくらと仕上がる。身の甘さ、うま味の豊かさに、皮目の表面の香ばしさ、身側のねっとり感と申し分のない味である。
ユリウツボの天ぷら 腹部に近い方はあまり骨がないようだった。この部分を骨切りして揚げてみた。三枚に下ろして腹部に近い方に身の方から包丁を入れる。軽く振り塩をして小麦粉をまぶし、衣をつけてやや高めの温度で揚げる。さくっとして骨も気にならない。身に甘味があり皮と身の間にゼラチン質を思わせる部分があり甘い。とてもおいしい。
ユリウツボの煮つけ 腹部に近い方を煮てみた。内臓を出し、身を開いて水分をよく拭き取る。適当に切って湯通しして冷水に落とす。表面のぬめりを流して水分をよく切る。これを水・酒・醤油を合わせたものを煮立てた中に入れて煮る。予想外のおいしさだった。取り分け皮が美味である。
好んで食べる地域・名物料理
三重県志摩地方 外洋に面した磯が続く三重県志摩地方ではウツボと同様に食べている。
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど