ミナミカゴカマス
代表的な呼び名ギンサワラ
ミナミカゴカマスの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。水深100-800m。
ニュージーランド、オーストラリア南部と東南部、タスマニア、マダガスカル、大陸棚とその斜面。
生態
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基本情報
ミナミカゴカマスはニュージーランド、オーストラリア沿岸に生息している深海魚だ。クロタチカマス科のなかでも非常に大型になり体長180センチの記述もある。一般的に60〜90センチ。
強い血合い骨があるが前半だけで後半にはない。あまり骨の気にならない魚である。
商品名は「銀鰆(ギンサワラ)」としてニュージーランドなどから冷凍輸入されてる。
非常に味のいい魚でフィレで加熱して食べると魚類中トップクラスの味である。歩留まりもいいので冷凍物としての人気が高く、近年手に入れにくくなっている。
珍魚度 食用として切り身を手に入れることはそれほど難しくないが、鮮魚で丸のままのものを手に入れるのにはニュージーランドなどに行く必要がある。
水産基本情報
市場での評価/冷凍フィレだけでの流通。冷凍フィレとしてはとても高価。
漁法/底曳き網
産地/ニュージーランド
選び方・食べ方・その他
選び方
冷凍ものなので黄ばんでいないもの。
味わい
旬は不明。
鱗はないに等しい。皮はやや厚く硬い。骨は、特に血合い骨が大きくて気になるが、意外に塩焼きなどにすると取りやすい。体の後半は小骨がない。
血合いの弱い純白の身で熱を通しても硬く締まらない。
冷凍されたものなので、ていねいに水分を取ることが重要である。
鱗はないに等しい。皮はやや厚く硬い。骨は、特に血合い骨が大きくて気になるが、意外に塩焼きなどにすると取りやすい。体の後半は小骨がない。
血合いの弱い純白の身で熱を通しても硬く締まらない。
冷凍されたものなので、ていねいに水分を取ることが重要である。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ミナミカゴカマスの料理・レシピ・食べ方/焼く(塩焼き、みそ漬け、幽庵焼き)、揚げる(フライ、竜田揚げ)、ソテー(ムニエル)、煮る(煮つけ)
前半部分の血合い骨が強いところを使った。切身にして水分を布巾などにくるんで抜く。振り塩をして1時間程度置き、焼く。
後半部分を切身にする。布巾にくるんで冷蔵庫に数時間置き水分を抜く。これをみそ(西京味噌)・みりんの地に1日漬け込む。
切り身にしてペーパータオルにくるんで少し冷蔵庫で寝かせる。これを酒・みりん・醤油同割りに漬け込む。2時間から6時間で出来上がる。今回は柚子の果汁を加えてみた。
フィレの真ん中あたりを使った。血合い骨を抜き、水分をていねいに布巾などにくるみ抜く。塩コショウして小麦粉をまぶし、溶き卵をからめ、パン粉をつけて揚げる。
切り身にして湯通しする。冷水に落とし表面のぬめりを取る。これを酒・砂糖・醤油・水で煮上げる。
切り身にしてペーパータオルなどにくるんで少し冷蔵庫で水分を抜く。塩コショウして小麦粉をまぶし多めの油でこんがりソテー、バターで風味づけする。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
漬け魚(粕漬け、みそ漬け)の材料として人気が高い。
釣り情報
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歴史・ことわざなど
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