ミズダコ
ミズダコの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
魚貝の物知り度 | ★★★ 知っていたら通人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★★ 一般的(流通量は普通) |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水生。潮間帯〜水深200メートル。
五島列島以北の日本海、駿河湾以北の太平洋。北部太平洋、サハリン、千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島、アラスカ湾からカリフォルニア州。土佐湾でもあがっている。
生態
一生に一度だけ産卵する。寿命は2年〜3年。雄で4.5歳、雌で5年の記録がある。
北海道では11月〜12月に雄が精莢(せいきょう)という精子の入ったカプセルを雌に受け渡し、交接後翌年6月〜7月に死ぬ。
産卵は6〜7月。2週間かけて50000粒前後産み、孵化まで守る。孵化後2ヶ月ほどで死ぬ。
基本情報
ミズダコは北太平洋に広く分布している世界最大のタコである。国内で水揚げされるタコのなかでもっとも水揚げ量が多い。
非常に大型になり、水っぽいと評価の低いタコだったが、最近では様々な料理法などが生まれ人気がある。
またマダコの減少からタコの代表的な加工品である酢だこなども本種が主流。マダコ同様にゆでたものも出回っている。
また軟体部分以外にも卵巣、白子、鰓、烏トンビ(口)などが流通している。
水産基本情報
市場での評価 マダコの減少から本種の方が入荷量は多い。活けもあるが、足(腕)だけとなったものが多く、歩留まり100パーセントなので人気が高く高値となっている。
漁法 釣り、カゴ漁、タコ箱
主な産地 北海道、青森県、福島県など
漁法 釣り、カゴ漁、タコ箱
主な産地 北海道、青森県、福島県など
選び方・食べ方・その他
選び方
ほとんどが足(腕)だけになっている。軽くたたいて動くもので、見た目に透明感のあるもの。雌の方が味がいいとされているが、違いがよくわからない。
味わい
旬ははっきりしない
マダコよりもやや水分が多いが、その分柔らかい。
ゆでても硬くならない。
完全な生でも食べることができる。
マダコよりもやや水分が多いが、その分柔らかい。
ゆでても硬くならない。
完全な生でも食べることができる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ミズダコの料理法・調理法・食べ方/煮る(塩ゆで、煮つけ)、焼く(あぶり)、揚げる(唐揚げ、天ぷら)
好んで食べる地域・名物料理
たこ焼き 島根県浜田市長浜ではミズダコのたこ焼きが作られている。
加工品・名産品
煮たこ 塩もみして、塩ゆでしたもの。これを切ると刺身になり、酢の物、すしダネなどになる。
皮むきたこ イボの部分をのぞいて足(腕)の皮をむいたもの。流通上もっとも一般的なもの。
皮むきたこ イボの部分をのぞいて足(腕)の皮をむいたもの。流通上もっとも一般的なもの。
釣り情報
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歴史・ことわざなど
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