ダイオウホタルイカモドキ

ダイオウホタルイカモドキの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
外套長30cm前後になる。写真は一部が欠けているが外套長24cm・重さ954g。外套膜は円錐形で鰭は菱形で大きい。目が非常に大きい。腕には筋肉にくるまった2列の棘がある。外套腹面、触腕に発光器がある。[背面]
外套長30cm前後になる。写真は一部が欠けているが外套長24cm・重さ954g。外套膜は円錐形で鰭は菱形で大きい。目が非常に大きい。腕には筋肉にくるまった2列の棘がある。外套腹面、触腕に発光器がある。[腹面]
外套腹面、触腕に発光器がある。
外套腹面、触腕に発光器がある。
外套腹面、触腕に発光器がある。
腕には筋肉にくるまった2列の棘がある。
目が非常に大きい。
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 🤚
食用不可
分類
軟体動物門頭足綱鞘形亜綱十脚形上目ツツイカ目開眼亜目ダイオウホタルイカモドキ科Ancistrocheiru属
外国名
Sharpear enope squid
学名
Ancistrocheirus lesueurii (d'Orbigny in Férussac & d'Orbigny, 1842)
漢字・学名由来

漢字/大王蛍烏賊擬 Daiouhotaruikamodoki
由来・語源/大型になるので「大王」がつき、古くは、ホタルイカの属するホタルイカモドキ科のイカとされていたため。

地方名・市場名

概要

生息域

海水生。外洋中層。
相模湾、南西日本近海。
世界中の温帯・熱帯海域。

生態

基本情報

採取例の少ない珍しいイカ。漁獲時生きているときは発光、明滅してとても美しい。生態などはわかっていないのではないか。
ゴマダライカ Thelidioteuthis alessandrini. (Verary, 1851) が幼若形とされる。
ダイオウホタルイカモドキ科Ancistrocheirus属には本種とAncistrocheirus alessandrini がいるとの提唱もあるが、世界中に1科1属1種。

抱卵固体 2019年09月03日、小田原市根府川大根沖の定置網に入った固体は抱卵していた。

水産基本情報

市場での評価/流通しない
漁法/定置網
産地/神奈川県

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

食べると海水を飲んでいるような味がして、口の中にえぐみが残る。
生、煮る、焼くなど試みたが食用とはならない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ダイオウホタルイカモドキで試みた料理/生食、焼く、煮る
ダイオウホタルイカモドキの焼き なにもつけないで素焼きにしてみた。表面はイカらしい香りがするが、口に含むと海水をそのまま食べているようで非常に塩辛く口にえぐみが残る。

ダイオウホタルイカモドキのゆで 湯の中で熱を通したもの。真水で煮ても塩辛く、口のなかにえぐみが残る。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど