シチロウウオ
シチロウウオの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★ がんばって探せば手に入る |
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魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 | ★ 食用として認知されていない |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水魚。水深110mまでの砂泥地、藻場。
北海道太平洋沿岸、青森県津軽海峡・太平洋、相模湾福浦、新潟県。
朝鮮半島東岸〜間宮海峡の日本海、サハリン西岸、オホーツク海南部・西部、千島列島南部。
生態
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基本情報
主に北海道太平洋側、オホーツク海の浅場に生息している。刺網やカゴ漁に混じるが、ほぼ廃棄されている。非常に小型であることまた硬い鱗に覆われているために料理しにくいのもありそうである。食べてみるとおいしい魚であり、未利用魚であるのは惜しい気がする。
珍魚度 珍しい魚ではないが、流通しない上に漁場などで廃棄されたり、競りに登らず捨てられることが多いので、ばんばって探すしかない。
水産基本情報
市場での評価/関東では1度しか見ていない。安い。
漁法/
産地/北海道
選び方・食べ方・その他
選び方
色合いの濃いもの。古くなると退色する。
味わい
旬は不明。2018年6月のものは大きな卵巣を抱えていた。産卵期が夏だとすると冬から春かも。
鱗は硬く取れない。皮ごと剥くしかない。ただ焼く、煮るなら取らなくてもいい。骨はあまり硬くない。
透明感のある白身で熱を通しても硬くしまらない。
卵巣は卵粒が大きくなっていたが美味。
栄養
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危険性など
アニサキス寄生率が高い可能性がある。
食べ方・料理法・作り方
シチロウウオの料理法/焼く(丸焼き)、煮る(煮つけ、塩漬け真子焼き)、汁(みそ汁)、生食(刺身)、づけ(卵巣しょうゆ漬け・塩漬け)
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
トクビレ科にはシチロウウオ、サブロウ、シロウ、クマガイウオなど人の名を当てはめたものが多い。田中茂穂の遊び心かも。