オヨギピンノ
オヨギピンノの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★ 食用として認知されていない |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水生。
東京湾、伊勢湾、瀬戸内海、有明海、八代湾、橘湾。
韓国鎮海湾、中国山東省。
生態
10年から20年周期で5月〜8月にかけて、内湾などを大きな群れを作り遊泳するが、7月〜8月が盛期だ。
チンチロフサゴカイに寄寓。
基本情報
三宅貞祥は〈有明海で漁業者はミロクガニと呼び、10年・20年周期で大発生し、群泳は豊漁の前兆であると信じ、古くから漁業者の言い伝えがある。〉とある。
また三宅貞祥の弁として、〈このカニがミロクガイ(有明海でのハイガイの呼び名)またはサルボウの外套腔にすむと考えられていたことで有明海沿岸ではミロクガニと呼ばれている〉。
有明海などで群泳するオヨギピンノは食用とはされず、鶏の飼料や畑の肥料になっていた。
食べ方によってはおいしいのだけど、ふだんはまったく現れず、ときに大発生するのでただの漁の時の厄介者としかみなされなかったようだ。
水産基本情報
市場での評価/流通しない。
漁法/巻き網など
産地/長崎県
選び方・食べ方・その他
選び方
触って粘液などの出ていないもの。
味わい
旬は不明だが5〜8月、10月・11月に群泳する。
殻は柔らかい。筋肉はほとんどない。
ゆでて噛むと微かに脂の甘さを感じる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
オヨギピンノの料理法・調理法・食べ方/汁(塩味、みそ味)、揚げる(素揚げ)
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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