ウチワフグ
ウチワフグの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
珍魚度・珍しさ | ★★★★ 正に珍魚・激レア生物 |
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魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
食べ物としての重要度 | ★ 食用として認知されていない |
味の評価度 | ★★★★ 非常に美味 |
概要
生息域
海水魚。水深50〜300m。
富山湾、[京都府伊根町新井崎]、福島県いわき市久之浜、神奈川県三崎、東京都鳥島沖、[駿河湾戸田]、和歌山県串本、長崎県、土佐湾、琉球列島。
インド-西太平洋。
生態
11月末の個体は大きな卵巣を抱えていた。
基本情報
フグ科ではなく、ミトコンドリアゲノムの分析の結果、ベニカワムキ科やハコフグ科に近い。毒性はないという説がある。(高知大学)
また国内でも食用としている地域があるという。
〈1本釣りで漁獲され肉は食用になる。[松浦啓一]〉『日本産魚類大図鑑』(益田一、荒賀忠一、尼岡邦夫、上野輝弥彌、吉野哲夫 東海大学出版会 1984)、〈食用になる〉『原色魚類大圖鑑』(阿部宗明 北隆館 1987)
以上で、内臓や生殖巣以外、筋肉は無毒である。
珍魚度 明らかに珍魚。めったにとれないし、手に入れることが出来ない。
水産基本情報
市場での評価/流通上は見ていない。
漁法/底曳き網、釣り、定置網
産地/静岡県、京都府、長崎県など。
選び方・食べ方・その他
選び方
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味わい
旬は不明。
鱗は硬く皮と一体化している。皮を剥いで料理するしかないがとても大変である。
血合いの赤い白身で、フグ科よりもモンガラカワハギ科に近い身質をしている。
筋肉を食べているという情報があるだけなので、内臓は食べなかった
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
ウチワフグの料理・レシピ・食べ方/焼く(塩焼き)、揚げる(フライ)、煮る(煮つけ)、ソテー(ムニエル)、生食(刺身)
ウチワフグは鰭などを取り、腹の際部分を切ってそこから皮を剥き、背中からも剥く。腹の皮を剥くと出てくるのが非常に長くて大きな骨で、その周りに身がついている。振り塩をして1時間くらい寝かせて焼き上げる。
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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