ツツイカ目について
ツツイカ目(Teuthida)に含める場合と亜目であった閉眼亜目(Myopsida)と開眼亜目(Oegopsida)を目に上げて考える場合がある。以下太字の科に食用のイカが含まれている。
ツツイカ目の特徴は外套膜が筒状で長く、貝殻の痕跡は柔らかいフイルム状をしている。
ツツイカ目
閉眼亜目 Myopsida
開眼亜目 Oegopsida
以上2亜目に分かれる。
ヤリイカ科について
ツツイカ目(Teuthida)に含める場合と亜目であった閉眼亜目(Myopsida)と開眼亜目(Oegopsida)を目に上げて考える場合がある。
ヤリイカは眼がフイルム状の膜で被われていて、筒状に細長い。総てが肉食で小魚などを追う。
アオリイカ属(Sepioteuthis)/アオリイカ、アオリイカ赤、アオリイカクワイカ
ヤリイカ属(Heterololigo)/ヤリイカ
ジンドウイカ属(Loliolus)/ジンドウイカ、ウイジンドウイカ、ヒメジンドウイカ、ベイカ
ケンサキイカ属(Uroteuthis)/ケンサキイカ、ブドウイカ、ヒラケンサキイカ
Loligp属(Loligp)/ヨーロッパヤリイカ、ヨーロッパオオヤリイカ
Doryteuthis属(Doryteuthis)/カリフォルニアヤリイカ、アメリカケンサキイカ
Loligo属について
古くLoligo属は国内のヤリイカやケンサキイカ、アメリカ大陸などのヤリイカ科も含む大きな属だった。
Loligo属の分類をしたのはフランスの博物学者(無脊椎学者)、ジャン=バティスト・ラマルク(1744-1829)でヤリイカ科の分類はヨーロッパで始まる。
国内のヤリイカ科にもこの属名が使われたが、これが生息域ごとに細分化してきていて、Loligo自体は大西洋域のヤリイカ科に使用されている。
Loligo vulgaris Lamarck, 1798/ヨーロッパヤリイカ
Loligo gahi d'Orbigny, 1835/パタゴニアヤリイカ
Loligo forbesii Steenstrup, 1856
Loligo reynaudii d'Orbigny [in Ferussac & d'Orbigny], 1839-1841