ユキノアシタ

代表的な呼び名ユキノアシタガイ

ユキノアシタの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
10cm SL 前後になる。貝殻は薄く硬い。前後箸は丸い。膨らみは弱く前後に少し開く。殻頂は低く前方に寄る。
珍魚度・珍しさ★★★★
めったに出合えない
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度 ★★
地域的、嗜好品的なもの
味の評価度 ★★★★
非常に美味
分類
軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ目マテガイ超科ユキノアシタガイ科ユキノアシタガイ属
外国名
学名
Phaxas attenuatus (Dunker, 1862)
漢字・学名由来

漢字/雪ノ朝 Yukinoasita
由来・語源/『六百介品』(江戸時代 著者など不明)より。薄茶に白い部分があり、薄らと雪が積もっているように思えるため。

Dunker
Wilhelm Dunker(ヴィルヘルム・ドゥンケル 1809-1885)。ドイツの動物学者。ヒラサザエ、レイシガイ、オオマテガイなど国内で普通に見られる多くの貝類を記載した。
六百介品
江戸時代に作られた彩色図譜。600種ほどの貝類を漢名、和名で紹介したもの。著者不明。
地方名・市場名
ヨコゲー
参考『日本貝類方言集 民俗・分布・由来』(川名興 未来社) 場所長崎県対馬市神県町久原 

概要

生息域

海水生。水深20-50mの細かい砂地。
房総半島以南。
東南アジア。

生態

基本情報

温かい海域の沖に生息する二枚貝だが、今やめったに手に入らない貴重なものとなっている。
珍魚度 食用になる状態のものは探しても手に入らない。

水産基本情報

市場での評価/流通上見ていない。
漁法/底曳き網
産地/山口県

選び方・食べ方・その他

選び方

原則として生きているもの。軟体がふっくらしているもの。

味わい

旬は春だと思う。
貝殻は薄く、軟体は貝殻に比べて大きい。
軟体は熱を通しても硬く締まらない。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

ユキノアシタの料理・レシピ・食べ方/煮る(塩ゆで)、生食(湯引き)、汁(潮汁)、焼く(焼き貝)
ユキノアシタの塩ゆで 非常に上品な味わいながら、ちゃんと貝らしい味も楽しめる。嫌みがないので食べ飽きない。
ザルなどに入れて流水で軽く洗う。水分をよくきり、やや濃い目の塩水で2分前後ゆでる。ゆですぎると硬く締まる。
貝殻からの身離れがいい。ゆでても軟体は硬くならず柔らかい。ほんのり甘味があり、ワタもふくめてみな食べられて美味。
ユキノアシタの湯引き ざっと水洗いして貝を剥く。足の部分を切り出して、開く。水分をていねいに取り、開く。これを塩水の中で2、3秒湯通しする。程よい食感と甘味があり、貝らしい風味はあまりない。たっぷり食べたい味だけど、今回は少ない量での味見なので真味はわからなかった。
ユキノアシタの潮汁 非常に繊細な味わいで、強い味の調味料は合わない。ここではざっと水洗いして、水から煮出して酒・塩で味つけした。貝殻が開いた時点で出来上がりである。実に上品かる、味わい深い汁で、軟体も柔らかくておいしい。
ユキノアシタの焼き貝 貝殻が薄く熱を加えるすぐに割れてしまう。鉄のパンなどに乗せて焼くといい。ざっと水洗いして水分を切っておく。片側の貝殻を剥き取り、上火で焼く。焼き上がりに酒・醤油を振る。非常に上品な味わいで嫌みがない味になる。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど