ハコエビ
全長90センチを超える大型のエビ。頭胸部は箱形で触角が太く棒状。
魚貝の物知り度 | ★★★★ 知っていたら達人級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★ 美味 |
概要
生息域
海水生。千葉県、島根県から九州。黄海、東シナ海、アフリカ東岸、オーストラリア東南岸。
イセエビが岩礁などに多いのに対して、水深70メートル〜120メートルの砂泥地に棲む。
生態
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基本情報
主に産地周辺で消費されている。
刺し網、底曳き網などでとれるもので、イセエビよりも水っぽいとされ、評価が低い。
水産基本情報
市場での評価 入荷は希。あまり高値とはならなかったが、珍しさもあって時に高値となることも。
漁法 刺し網、底曳き網
産地 静岡県、長崎県、宮崎県、
選び方・食べ方・その他
選び方
原則的に生きているもの。持って重みを感じるもの。
味わい
旬は不明
甲羅は厚みがあり、エビよりもカニを思わせる。歩留まりは悪い。
みそは少なく、身は水分が多いもののボリュームがある。
イセエビと比べるとゆでて弾力がなく、旨みがやや少なく感じる。熱を通すと締まって硬くなる。
栄養
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危険性など
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食べ方・料理法・作り方
調理法
汁(みそ汁)、ゆでる、焼く(マヨネーズ焼き、鬼殻焼き)、煮る(具足煮)、刺身 好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
■ シーボルト(1796〜1866)が自ら集め、オランダに持ち帰り、新種記載したもの。
■ 産地限定の安いエビとされてきた。
■ とれる量が少ない。
■ ハコエビの仲間は輸入もされている。
■ 国産ハコエビにはオキナハコエビ(Linuparus sordidus Bruce, 1965)も知られる。