タイワンヨロイアジ
体長25cm前後になる。背鰭は第1背鰭が8棘、第2背鰭が1棘、背鰭軟条は20-23(写真の個体は21)、尻鰭は前方に2棘・1
棘・17-19軟条(写真は17軟条)、鰓耙数は上枝7-12・下枝21-27、胸部無鱗域は胸鰭基底上端より上に達する。
魚貝の物知り度 | ★★★★★ 知っていたら学者級 |
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食べ物としての重要度 | ★★ 地域的、嗜好品的なもの |
味の評価度 | ★★★★★ 究極の美味 |
概要 
生息域
海水魚。内湾などの沿岸浅い場所の下層。
愛知県美浜、三重県尾鷲、(徳島県阿南市椿泊)、奄美大島。
千島列島の太平洋沿岸、台湾、中国黄海・東シナ海・南シナ海、ニューギニア島西部とオーストラリア北東岸までのインド-西太平洋。
愛知県美浜、三重県尾鷲、(徳島県阿南市椿泊)、奄美大島。
千島列島の太平洋沿岸、台湾、中国黄海・東シナ海・南シナ海、ニューギニア島西部とオーストラリア北東岸までのインド-西太平洋。
生態
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基本情報
本写真の個体は鰓耙数を見ていないので、検索は不完全。
ただ、胸部無鱗域が胸鰭よりも上に達している。尻鰭基底分に白点があることから判断した。
初めて見た魚である。珍種と言えそう。
ただ、胸部無鱗域が胸鰭よりも上に達している。尻鰭基底分に白点があることから判断した。
初めて見た魚である。珍種と言えそう。
水産基本情報
市場での評価/ヨロイアジ属自体がマイナーで流通上もまったく認識されていない。
漁法/定置網
産地/徳島県
漁法/定置網
産地/徳島県
選び方・食べ方・その他 
選び方
触って張りのあるもの。体色が輝いているもの。鰓が赤いもの。
味わい
旬は不明。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄いが強い。骨は柔らかい。
血合いの弱い白みで熱を通しても硬くならない。
鱗は細かく取りやすい。皮は薄いが強い。骨は柔らかい。
血合いの弱い白みで熱を通しても硬くならない。
栄養
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寄生虫
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食べ方・料理法・作り方(お勧め順)
生食(刺身)、煮る(煮つけ)、汁(潮汁)、揚げる(フライ)

タイワンヨロイアジの刺身
タイワンヨロイアジの刺身 水洗いして三枚に下ろして刺身にしてみた。血合いは弱く、脂は身に混在していて白濁している。この脂とうま味からの甘味が強く、ほどよい食感でとても味わい深い。ヨロイアジ属のなかでも上の部類かも。

タイワンヨロイアジの煮つけ

タイワンヨロイアジの潮汁

タイワンヨロイアジのフライ
好んで食べる地域・名物料理
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加工品・名産品
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釣り情報
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歴史・ことわざなど
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参考文献
『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』(中坊徹次編 東海大学出版会 20130226)