オオクチイワシ

オオクチイワシの形態写真一覧 (スワイプで別写真表示)
13cm SL 前後になる。全体に黒く、櫛鱗に覆われ、細長くやや側へんする。口が非常に大きい。[神奈川県二宮沖 12cm SL・16g]
13cm SL 前後になる。全体に黒く、櫛鱗に覆われ、細長くやや側へんする。口が非常に大きい。[神奈川県二宮沖 12cm SL・16g]
13cm SL 前後になる。全体に黒く、櫛鱗に覆われ、細長くやや側へんする。口が非常に大きい。[神奈川県二宮沖 12cm SL・16g]
13cm SL 前後になる。全体に黒く、櫛鱗に覆われ、細長くやや側へんする。口が非常に大きい。[神奈川県二宮沖 12cm SL・16g]
珍魚度・珍しさ★★★★
正に珍魚・激レア生物
魚貝の物知り度 ★★★★★
知っていたら学者級
食べ物としての重要度
食用として認知されていない
味の評価度 ★★★
美味
分類
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱真鰭区正骨下区ハダカイワシ上目ハダカイワシ科オオクチイワシ属
外国名
学名
Notoscopelus japonicus (Tanaka, 1908)
漢字・学名由来

漢字/大口鰯 Standard Japanese name / Ookuchiiwasi
由来・語源/かつて属名だった、Macrostoma (大口)を意訳して。
〈オゝクチイワシとは本種の屬名を意し譯して私の命名したものであるが……従來、たゞ一尾神奈川縣相模灘沖でとれたことがあるが……〉。『図説有用魚類千種 正続』(田中茂穂・阿部宗明 森北出版 1955年、1957年)
〈硬骨魚目項肩亞目ハダカイワシ科オホクチイワシ屬 オホクチイワシ Macrostoma japonicus (TANAKA) 〔相模灣〕〉。『日本産魚類検索』(岡田彌一郎、松原喜代松 三省堂 初版1938)

Tanaka
田中茂穂(Shigeho Tanaka 明治11-昭和49 1878-1974 高知県)。東京帝国大学にて魚類の分類を始める。日本近代魚類学の父。170種前後の新種を記載。献名された種も少なくない。
地方名・市場名

概要

生息域

海水魚。水深794mよりも浅い水深。
北海道〜[相模湾二宮沖]〜土佐湾の太平洋沖、小笠原諸島、トカラ列島平島、島根県浜田。
千島列島、カムチャツカ半島南東岸沖、ハンコック海山〜光孝海山、ブリティッシュコロンビア州沖。

生態

基本情報

主に太平洋沿岸に生息する魚である。浅場でも深海にもいるが生態などはなにもわかっていないのではないか。いろんな漁に混ざる魚ではあるが、めったに揚がらないので利用されていない。
珍魚度

水産基本情報

市場での評価/流通しない。
漁法/定置網
産地/

選び方・食べ方・その他

選び方

味わい

旬は不明。
鱗は薄く気にならない。皮も薄い。
独特の脂があって濃厚な味わい。

栄養

危険性など

食べ方・料理法・作り方

オオクチイワシの料理・レシピ・食べ方/焼く(塩焼き)
オオクチイワシの塩焼き 丸々かじることができる。表面がさくっとして鱗が残っていてもむしろ香ばしい。身に独特の脂に独特の風味がある。小魚だけで非常に味わい深い。
丸のまま振り塩をする。少し寝かせて、じっくりと焼き上げる。

好んで食べる地域・名物料理

加工品・名産品

釣り情報

歴史・ことわざなど