エラブスミヤキ
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32cm SL 前後になる。目が極端に大き。側へんし、体高がありずんぐりしている。上部背鰭下を通る側線が前方で下向きにまがり主鰓蓋骨下に隠れる。上顎鋤骨に歯があり、下顎に犬歯状歯がない。[28cm SL・337g] 32cm SL 前後になる。目が極端に大き。側へんし、体高がありずんぐりしている。上部背鰭下を通る側線が前方で下向きにまがり主鰓蓋骨下に隠れる。上顎鋤骨に歯があり、下顎に犬歯状歯がない。[34cm SL・554g] 上部背鰭下を通る側線が前方で下向きにまがり主鰓蓋骨下に隠れる。
珍魚度・珍しさ | ★★★★★ 一生出合えない可能性大 |
魚貝の物知り度 |
★★★★★ 知っていたら学者級 |
食べ物としての重要度 |
★ 食用として認知されていない |
味の評価度 |
★★★★ 非常に美味 |
分類 |
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目サバ亜目クロタチカマス科トウヨウカマス属
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外国名 |
ー
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学名 |
Neoepinnula minetomai Nakayama, Kimura & Endo, 2014
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漢字・学名由来 |
漢字/永良部炭焼 Erabusumiyaki
由来・語源/木村祐貴氏の命名。2014年1月14日に、口永良部島沖で釣り上げた2個体で記載したことによる。口永良部島を一般に“エラブ”と呼ぶこと。体色が黒いことにちなんだクロタチカマス科魚類に共通する和名である“スミヤキ”を合わせたもの。木村祐貴氏[地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食の安全研究部及び水産研究部) 水産研究部 研究員]
学名 minetomai は口永良部島の漁師で採集の協力者、峯苫健氏に献名。
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地方名・市場名 |
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概要
生息域
海水魚。380-420m。
鹿児島県三島村竹島周辺・口永良部島。
生態
基本情報
2014年に新種記載された魚で、生息域などはまだ明らかではない。現在のところ大隅諸島でしか見つかっていない。
珍魚度 超珍魚で、手に入れるのは非常に困難。
水産基本情報
市場での評価/産地以外では流通したことがない。
漁法/延縄
産地/鹿児島県
選び方・食べ方・その他
選び方
味わい
旬は不明。
鱗は薄く弱い。皮は柔らかく剥がしやすい。骨は柔らかく、小骨がない。
白身で熱を通しても硬く締まらない。
栄養
危険性など
食べ方・料理法・作り方
エラブスミヤキの料理・レシピ・食べ方/生食(刺身、焼霜造り)、煮る(煮つけ)、焼く(塩焼き)、揚げる(フライ)、汁(潮汁)
エラブスミヤキの刺身 クロシビカマス(スミヤキ)と違って皮から中骨に向かう骨がない。水洗いして三枚に下ろす。腹骨・血合い骨を取り、薄皮を剥く。刺身状に切る。薄皮の下に黒い層があるがあまり気にならない。脂があってその脂から来る甘味、身のうま味が感じられるなど非常にうまい。
エラブスミヤキの焼霜造り(あぶり) 皮にうま味があることはわかるものの、焼くとうますぎて、身(筋肉)をじっくり味わう邪魔になる。そう思ったものの、皮目をあぶって焼霜造りにしてみた。やはり皮目の香りが強すぎる気がするが、味は十二分にいい。
エラブスミヤキのあら煮 刺身などにしたときに出たあらを集めて置く。湯通しして冷水に落として表面のぬめりを流す。水分をよくきり、酒・醤油・甘めが好きなら砂糖・水で短時間であっさりと煮る。煮ると身がふっくらとして身離れがいい。身自体にも味があり、非常に美味。
エラブスミヤキの塩焼き 水洗いして二枚に下ろし、骨のある方に振り塩をする。1時間ほど寝かせて焼き上げる。小骨がなく、身は焼いても硬くならない。皮に独特の風味がある。身離れがよくうま味豊かでとてもおいしい。
エラブスミヤキの潮汁 刺身や塩焼きにしたときに出たあらを集めて置く。適当に切り、湯通しして冷水に落とし、ぬめりなどを流す。水分をよくきり、昆布だしで煮だして酒・塩で味つけする。とてもいいだしが出る。あらについた身、皮もおいしい。
好んで食べる地域・名物料理
加工品・名産品
釣り情報
歴史・ことわざなど